学長紹介

学長メッセージ

「創発」が起こるキャンパスで、学生一人ひとりが新たな価値を生み出す。

目指すキャンパスとは
大阪経済大学は「生き続ける学びが創発する場」となることを目指しています。「生き続ける学び」とは、社会に出てからもその人の芯となり更新されてゆく知性を指し、「創発」とは、一つひとつの学びが相互作用し、新たな価値が生まれるという意味です。本学では、新学部設置構想や、各学部における新しいプログラムを積極的に立ち上げています。あらゆる場所に「創発」が溢れる魅力的なキャンパスにすることで、さまざまな分野で活躍できる人材を輩出したいと考えています。
 
どのような人材を育成するか
90年という歴史の中で変わらない学風の一つとして、本学学生の実直な気質が挙げられます。信念を貫く姿勢は大切に引き継ぎながらも、更にこれからは、“つきぬける力”を持った学生を育てたいと考えています。変化が予測できない時代においては、自分で考え進むことが欠かせません。在学中に多様な経験をすることで、周囲と共創しながら困難を打開する術や、自ら学び成長を続ける姿勢を身につけてほしいです。また、共創するための土台となる寛容性も養うことを期待しています。
 
大学の社会的役割
インターネットで膨大な情報にアクセス可能となった今、「大学=知の拠点」というイメージは過去のものになりつつあります。教える・教わるという一方向の関係から脱するタイミングなのでしょう。「学生と教職員」「学内と学外」などの垣根を取り払い、新たな価値をともに創り出していくことこそが、これからの大学のあるべき姿だと思います。大阪という街全体をキャンパスと捉えて学外と交流する取り組みを更に活性化し、企業の方も、地域の方も、研究者も集まり協働できるプラットフォームを目指します。

学長プロフィール

山本 俊一郎 (やまもと しゅんいちろう)
1974年 11月18日生・香川県出身

学歴

1997年 3月 埼玉大学 教育学部 小学校教員養成課程 卒業
1999年 3月 埼玉大学大学院 教育学研究科 教科教育専攻 修了
2003年11月 東北大学大学院 理学研究科 地学専攻博士後期課程 修了
2003年11月 東北大学 理学博士 取得

職歴

2005年 4月 大阪経済大学 経済学部 講師
2008年 2月 同 准教授
2014年 3月 同 教授(現在に至る)

著書・論文

著書
 単 『大都市産地の地域優位性』ナカニシヤ出版 p.164 2008.12
 
論文 
単 東京都台東区履物産地における高付加価値生産システムの再構築
『地理学評論』78-4, pp.179-201. 2005.4
単 産業集積地域における『地域優位性』をめぐる議論
『経営経済』41, pp.61-80. 2005.11
単 水沢鋳物産地における製品転換と企業の存立形態
『季刊地理学』58-1, pp.1-18. 2006.3
単 宮城県雄勝硯産地における生産構造と産地再生の課題
『大経大論集』58-6, pp.131-144. 2008.1
単 年齢階層別にみた関西の産業構造 『経営経済』第46号, pp.57-75 2010.12
単 産地縮小期における神戸ケミカルシューズ産地の社会的分業構造の変容
『大阪経大論集』第62巻 第2号, pp.43-56. 2011.7
単 Revitalization of Traditional Craft Industry through the Entry of YouthPower in Kyoto City, Japan.Science Reports of Tohoku University 7th series (Geography), Vol.60, No.1,pp.1-13. 2013.9
単 Expansion of Kyoto city's traditional crafts sector into overseas markets.Geographia Polonica Vol.86, iss.2, pp. 111-123. 2013.12
単 The Transformation of Production Function as Seen in the Decline of Local Industrial Districts-From a Brand Building Perspective.Small Business Monograph No.19, pp.1-18. 2014.1
共 台東・墨田産業集積の伝統と革新―第60 回大会エクカーション総括―
『経済地理学年報』60, pp.204-214. 2014.1
単 ポーランドの地場産業―ウォヴィッチ切絵産地とボレスワヴィエツ陶器産地の現状 『地理』716 号, pp.38-47. 2015.3
共 トヨタの中欧戦略とその帰趨『地理』716 号, pp.30-37. 2015.3
単 国際競争下におけるプラスチック金型製造業の現状『経営経済』第52 号, pp.21-38. 2017.1
単 産官学連携事業における中小企業が抱える問題―大阪市東淀川区を事例として―『大阪経大論集』第67 巻 第6 号, pp.95-108. 2017.3
 
その他の業績 詳細はこちら

所属学会等

日本地理学会、人文地理学会(庶務委員)、経済地理学会(評議員、関西支部幹事)、東北地理学会(編集委員)

受賞歴

2008年 5月 東北地理学会研究奨励賞(長谷川賞)