社会連携

第1期受講生 座談会

はじめに

大阪経済大学では、大阪で初となる中小企業診断士の登録養成機関を設置し、「仕事を続けながら学べる」1年制の登録養成課程を2019年2月に開講しました。
開講から約半年、第1期の受講生と講師の皆さんに、本学の中小企業診断士養成課程を受講した動機、当課程の魅力や受講の感想などをお話いただきました。
                                               ― Q&A目次 ―
                                        Q1. 受講の動機は?
                                        Q2. 受講しての感想は?
                                        Q3.受講生同士の影響は?
                                        Q4.仕事と受講、両立できていますか?
                                        Q5. 学ぶなかで感じる自身の成長や変化は?                                        
                                        Q6.当課程で学ぶ意義は?
                                        Q7. 課程修了後の展望は?

座談会

Q1.受講の動機は?

司会:みなさんの受講の動機を聞かせてください。
佐藤:かつて会社を経営しており、勘に頼る事業展開はダメだと実感しました。3年前から行政書士をしていますが、論理的な経営方法を学びたいと思いました。
田宮:私は物流コンサルタントをしていますが、現在は殆どが東京での仕事です。地元である関西で運送会社などの役に立ちたいと考え、中小企業診断士を目指そうと思いました。
増田:私は大手SIerで情報システム構築のプロジェクトマネージャーをしていますが、これまでの経験を活かし、地域の中小企業を支援したいと思うようになりました。
岡部:私は印刷会社で販促の仕事に携わっていますが、経営を考慮した販促活動が必要だとずっと感じており、育児休暇をとったタイミングで、中小企業診断士の資格取得を決心しました。

Q2.受講しての感想は?

司会:開講してから半年ほどが経過しましたが、演習や実習などで特に印象に残っていることはありますか?
佐藤:中小企業診断士である講師や、経営者のゲスト講師とのやり取りなどの部分で、理論だけではなく、現実の生々しい経営の実態についても学べた点が印象に残っています。
増田:コンサルタントとしての思考法を教わったのですが、その後の企業に対する実習や授業でのグループワーク、さらには仕事においても活用できるなど様々な場面で役立っています。
岡部:インプットされた知識やスキルを授業や企業診断実習でアウトプットすることで、定着できるプログラムになっていて、効率的に学べています。また、ふだんの仕事にも活用できています。
田宮:実習の時間数が長いので、実践力が付いていると感じます。また受講生同士や講師と議論することで、自分の考えがより固まっていきます。こういった経験は中小企業診断士資格を取って、すぐに活かせると思います。

Q3.受講生同士の影響は?

司会:24名の多様な業種・職種・年齢の受講生が学んでいますが、他の受講生から与えられる影響や刺激はありますか。
増田:非常に濃いキャラクターの多彩なメンバーが揃っていますし、特にご年配の方が中小企業診断士を目指す姿を見て、大いに刺激をうけています。
田宮:実習では、経営戦略、財務、人事などの担当分野が各メンバーに割り振られるのですが、同じ分野を元大企業役員である64歳の受講生と27歳の金融機関職員がペアを組んだりするなど、実社会ではあり得ない組み合わせや関係構築ができることも、この課程で学ぶ大きな意義の一つだと思います。

司会:先生方は、受講生の皆さんの真剣さをどのように受けとめておられますか。
太田:中小企業診断士資格を取ることはもちろん目的の一つですが、資格取得後のビジョンやキャリアなどについても皆さんの⽬的が明確で非常に熱意を感じます。また、多様な分野で活躍されているので、授業内での討論などを通じて話を聞いていると、私⾃⾝も勉強になります。
横山:私も皆さんの熱⼼さに驚きました。働きながら通学されている方が多いのですが、そんな忙しい中でハイレベルな課題にも、全員がきちんと取り組んでこられます。

Q4.仕事と受講、両立できていますか?

司会:当課程は、平日夜間(18:30~)と土曜日中心のカリキュラムで、働きながらの資格取得が
可能なのですが、皆さんはいかがですか。
増田:今のところ両立できていると思います。1年の課程であることと、開講場所が、通学に
便利な北浜であることも両立を可能にしています。
岡部:東京出張があっても講義が受けられましたし、まさに仕事を続けながら学べるプログラム
であると思います。

Q5.学ぶなかで感じる自身の成長や変化は?

司会:当課程を受講して、ご自身の変化は感じておられますか。
佐藤:まず、⽣活のリズムが変わりました(笑)。去年の今頃も2次試験に向けて勉強していましたが、去年との一番の違いであるのは今年は一緒に学んでいる仲間がいるということです。レポート課題や実習で割り当てられた担当分野の資料作成などで深夜まで作業することもありますが、そんな時でもチャットツールから伝わる仲間の様子に負けないようにと頑張ることができています。
増田:私が勤める会社は働き⽅改⾰が徹底しているのですが、私⾃⾝、学び始めてからこれまでにも増して早く退社するようになり、生活にもメリハリがつきました。また、家族にも影響を与えているようです。育児のため就業形態をパート勤務に変えた看護師の妻が、私の勉強ぶりに刺激を受けたようで、正社員に戻り、勉強して何か資格を取りたいと⾔っています。
田宮:現在もコンサルタントとして仕事をしているのですが、これまでは私の提案が実⾏されたかどうかまでは確認しなかったところ、演習や実習を受けて意識が変わり、より踏み込んでいけるようになりました。 
岡部:この課程で学びつつ、更に他の資格にもチャレンジしようとする受講生もいるなど、そんな姿を⾒て、中小企業診断⼠資格の取得がゴールではなく、常に学ぶことが⼤事だと気づかされました。
太田:学び続けることは、人生最高の贅沢。当課程が、学び続けるためのきっかけになればと思います。
横山:この課程で1年間しっかり勉強すれば、中小企業診断士として活躍していくための⼟台がしっかりできると思います。もちろん、中小企業診断⼠になっても勉強は続けないといけないことは当然ですが、この1年間で「学び方」についても身に付くのではないでしょうか。

Q6.当課程で学ぶ意義は?

司会:先生方は当課程で学ぶ意義は何だとお考えでしょうか。
横山:中小企業診断士として活躍するには、実践的な学びが大切となります。当課程のカリキュラムは、実践的な観点からの演習とたっぷりと時間をかけた企業診断実習から構成されており、診断士として活躍することに直接結びつく学びが可能です。
太田:中小企業診断士として活躍するためには、中小企業に関する法律・政策などに関する知識だけでなく、タフな経営者と対峙できるだけの哲学や人生観を持っていることが重要です。中小企業経営の現場で⼤事なことを1年かけて、じっくりと学んでいただいています。また受講⽣同⼠、講師と受講⽣の間で絆ができていきますから、この絆は中小企業診断⼠としての将来に必ず役⽴つと思います。