藤本 髙志

高等学校での模擬講義・内容詳細

テーマ放置自転車とたたかう -大阪で自転車の街づくり-
担当教員藤本 高志(経済学部 地域政策学科)
講義内容人口密度が高い日本は、自転車の普及が最も進んだ国の一つである。自転車と鉄道を組み合わせた日本のBike-and-Rideシステムは、都市において、最も便利な移動手段であるばかりか、環境にも優しい。しかし、自転車が急速に増加した結果、駅前の放置自転車が自治体の悩みの種となった。長期的には、交通インフラ整備の重点を自動車から自転車に移すことが求められる。しかし、短期的には、一方では、違法駐輪を徹底的に取り締まると同時に、駅に集まる自転車数を管理する必要がある。他方では、駐輪場の整備、駅レンタサイクル、自転車の共同利用など、自転車の放置に代替する便利な手段を市民に提供する必要がある。