図書館・研究所

所長挨拶

所長挨拶


202041日付けで中小企業・経営研究所長を拝命いたしました梅村仁でございます。中小企業及び中小企業支援機関、大学関係者等の皆様には、日頃から様々なご支援をいただき厚くお礼申し上げます。

大阪経済大学中小企業・経営研究所は、その前身である1963年創設の中小企業経営研究所と1950年創設の産業経済研究所ならびに1964年創設の経営研究所が統合され、1989年に現在の体制となりました。

本研究所は、ユニークな多数の企業家を輩出し世界的にも注目される中小企業が厚く集積する大阪において、中小企業研究を中心として広く産業、経営などの分野についての研究活動とともに、産業や中小企業に関する数多くの文献・資料の収集活動も行っています。また、この取組みを通じて、大学などの研究機関だけでなく行政機関や中小企業支援機関などともネットワークを構築しながら先端的な研究成果を創出し提供しています。おかげさまで、中小企業に関する伝統ある専門研究機関として、日本国内はもとより、海外からも高い評価を受けています。また、中小企業研究を中心とする文献・資料は、専門図書館として質・量ともに充実しており国内外の研究者などに活用していただいています。

さて、中小企業は、日本の総企業数の99.7%を占め、雇用の約7割を支える、日本経済の屋台骨であり、地域経済の発展には欠かせない存在であります。しかしながら、現在、我が国はデータ的には緩やかな景気回復を続ける一方で、少子高齢化、人口減少に伴う労働力人口の減少、国内市場の縮小、人手不足への対応や事業承継問題、新型コロナウイルス感染症拡大の影響など様々な課題が国民生活と企業経営、地域経済に生じています。

本研究所は、このような課題に対して学術研究機関として、グローバル経済の進展と地域経済の活性化、中小・零細企業の経営特性、中小企業政策の有効性などといった複眼的な視点から、中小企業の可能性を再認識し、学内外の研究者や行政機関、中小企業支援者などの協力を得ながら共同研究を組織化するとともに、研究の高度化を促進し、また国内および海外の研究者ならびに研究機関との学術交流を積極的に進めています。

今後、これまでのアカデミックな取組みを発展させながら、さらに国内外の行政機関、中小企業支援機関、産業界、実務家の人々とのネットワークを強化しながら「中小企業研究に関する知の交流と創造の拠点」としてのリサーチセンターづくりを目指していきたいと考えています。今後ともご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

大阪経済大学 中小企業・経営研究所長 梅村 仁