日本経済史研究所は、この間日本的なものの見方、 日本語、日本社会の歴史にもとづく新しい社会経済史を模索してきました。
2003年3月の COEプログラムには「日本『経世済民』史学の世界拠点形成」のテーマで申請しましたが、残念ながら採択には至りませんでした。審査講評では、研究テーマ に関しては、独創的・魅力的と高い評価を受けましたが、研究実績が伴っていないことが指摘されました。
今後、本格的に「世間を経営しながら地域住民を救済してゆく」、日本「経世済民」史の方法の構築と具体的な実証研究をすすめていく予定です。
今回新たに「日本経世済民史研究会」を発足し、経済史・経営史のみならず、哲学・社会学・文化人類学・日本語学・漢方医学・心理学・宗教学など様々な分野の方をお招きして、「経世済民」の見方を検討していきたいと思います。
※活動当時の紹介文を引用しています
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研究所入口に展示コーナーを設けて、黒正巌博士の遺品や写真、中島家文書の一部などを展示しています。また、学術シンポジウムや寺子屋の開催時には、関連した展示も行っています。
※活動当時の紹介文を引用しています