留学生の就職活動体験談

日本の会社の「品質、技術力、先進性」に魅力を感じて

経済学部 2022年度卒業
出身国:中国 就職先:エンジンメーカー

大学を選んだ理由
選んだ理由は就活に対する強力なサポート、充実したゼミ、そして東京とは異なる環境です。就職活動においては、大阪経済大学は学生たちを成功へ導くために、最新の情報やツールを提供し、キャリアアドバイザーが
11で就活に対して細かいサポートを行っています。また、充実したゼミは、学生が自分の専門分野を深く学び、実践的なスキルを身につけるための絶好のチャンスを提供しています。そして、大阪経済大学が関西にあり、東京とは異なる雰囲気を持ち、新しい経験や文化に触れることができることで、自らの視野を広げ、豊かな人間性を育むことができると考えて選びました。

大学で学んだこと
大阪経済大学では、主にミクロ経済学や統計学について学びました。これまで学んだ知識により、市場や企業の分析、ビジネスの意思決定、社会的な問題解決についてより深い理解を持つことで、就活での企業選びも役に立ちました。また、講義やゼミを通じて、コミュニケーション力とプレゼン力も身につけました。沢山のディスカッションやプレゼンテーションなどにより、自分の意見を相手に伝えることや、相手の意見を理解することを重視するようになりました。さらに、グループワークやチームプロジェクトでは、チームメンバーと協力して意見を共用し、意思決定を行うことで、コミュニケーションスキルを磨く機会も沢山ありました。

日本の会社を選んだ理由
私は日本の会社を選んだ理由として、日本の会社の強みである「品質、技術力、先進性」に魅力を感じたからです。また、長期的な雇用や福利厚生、キャリアアップの機会が充実していることも理由の一つです。そして、独自の文化や価値観があり、メンバーシップ型の雇用で複数のスキルを身につけると思ったからです。更に、グローバルなビジネスも多く展開し、日本国内だけでなく、海外での経験を積んでスキルアップの機会も多くあると思って、日本の会社を選びました。

留学生の後輩へのアドバイス
大学での
4年間は人生の中でも貴重な時間であり、思い出深い経験を積むこともあれば、何もしなかった人もいるのでしょう。4年間はあっという間に過ぎてしまいます。進学か就職かいずれにせよ、自分自身の目標を明確にし、積極的に行動することが非常に大事です。大学生活を有意義に過ごすことで、進学先や就職先に評価されるはずです。明確な目標があれば、社会に出た後にも役に立つスキルや経験を身につけることができると思います。

日本のサービス業で学んだ経験を活かして、ペットショップを開業したい

経営学部 2022年度卒業
出身国:中国 就職先:家電量販店

大阪経済大学を選んだ理由
私は日本へ来て以来、ずっと大阪に住んでいて、この町の雰囲気が大好きです。大学を選んだ際も、大阪から離れたくないと思って、大阪にある大学を探しました。ホームページの大学紹介で、大阪経済大学の少人数・双方向で行うゼミナールの特徴について読んで、自分の価値をより高めることができると思い、大阪経済大学を選びました。
 
大阪経済大学で学んだこと
大学では組織関係論のゼミナールに入りました。社会は人々がお互いに助け合いながら発展しています。企業も人間のように助け合う仕組みがあり、その仕組みの形や協働の仕方について勉強しました。学業の他、普段から様々な学生と交流することで、コミュニケーション力なども身に付けました。
 
日本の会社を選んだ理由
日本で学んだ知恵は、日本の会社で一番活用できると思ったからです。日本で働いた経験や知識は、将来母国へ帰っても、貴重な財産として活かしていけると思っています。
 
就職活動で大変だったこと
気分転換をすることが一番大変でした。外国人として、最初は日本の就職活動に慣れていないことが多いと思います。たくさん失敗することは当たり前と思えばいいです。失敗したとき、一人でネガティブな感情をすべて解消することは難しいかもしれません。そのため、常に友達や先生と話し合って、ストレスを解消した方がいいと思います。
 
将来の夢
私は将来自分のペットショップを経営するという夢があります。現在、少子高齢化の中国ではペット関連産業が急成長しています。しかし、新興産業であるため、中国のペット関連産業は多くの問題を抱えています。例えば、経営者はただ利潤を追求するばかりで、ペットの健康や飼い主の気持ちは考えず、ペットを単なる商品とみなしていることが多いです。将来、私は日本で勉強した知恵と日本のサービス業で学んだ経験を活かして、動物とお客様が一緒に幸せになれるペットショップを開業したいです。
 
後輩へのアドバイス
大学のイベントがたくさんあるので、遠慮なくたくさん参加してください。日本の企業は学生の総合能力を見ていますから、ただ学業に集中するのが十分とは言えません。大学のイベントでは、コミュニケーション力や問題解決力を向上することができ、将来の就職活動に非常に役立つと思います。また、大学のイベントを通じて、色々な新しい友達と知り合え、多彩な大学生活が送られるようになります。みなさんぜひ積極的に参加しましょう。
 
 

街づくりを通じてベトナムの発展に貢献したい

情報社会学部 2021年度卒業
出身国:ベトナム 就職先:ショッピングセンターディベロッパー

大阪経済大学を選んだ理由
大阪経済大学を選んだ理由は、ミニ講義を受けた教授のもとで学びたいと思ったからです。また、データマップに関する知識を修得するため、情報社会学部を選びました。

大阪経済大学で学んだこと
所属したゼミでは、地理情報システムと統計情報を使った地域事情の分析を行いました。「データマップを用いた社会統計指標の分析」をテーマとするゼミで、G-Censusプレゼンテーション資料作成コンテストで「高齢者の自動車依存と交通事故の実態」というテーマで応募して入賞を目指しました。総務省や警察庁、各自治体のデータをもとにマッピング、分析を行い、地域における高齢者の免許返納率などを調査しました。その結果、奨励賞を受賞しました。この活動を通じて、チームで進める際の一人一人の役割分担やチームワーク、コミュニケーションの大切さを学びました。

日本の会社を選んだ理由
私が日本企業に就職したい理由は3つあります。1つ目は、今まで勉強してきた日本語を活かし、より流暢なビジネスで通用するレベルに到達したいと考えたからです。2つ目は、母国語ではない環境で働くことが自分の将来の投資になると思ったからです。3つ目は、アルバイト先で日本人の働く姿を見て、その素晴らしさを肌で感じ、日本人と一緒に働きたいという気持ちを強く持ったからです。

なぜその会社を就職先に選んだか
私は母国ベトナムの役に立つ仕事がしたいと考えています。その中でも、街づくりを通じてベトナムを豊かにし、国の発展に貢献することが私の夢です。就職先の会社では商業施設をコアとした街づくりで、人々の豊かな生活に貢献していることから、私の夢を実現できると考えて選びました。また、選考の際に多くのアドバイスをしていただいた採用担当の方と一緒に働きたいと思うようになりました。

就職活動で大変だったこと
まず自分がやりたいことを見つけることが大変だと思います。私は最初はIT業界に興味を持ち、SEを志望しましたが、自分に向いているかどうかとても悩みました。そこで、SEだけではなく、他の業界や職業についても調べ、説明会に参加したりする中で、自分がやりたい、興味を持つ仕事を見つけることができました。

将来の夢
テレビやインターネットを通じて、新型コロナウイルス感染症の影響により困っている人々の姿を見て、悲しく感じました。ベトナム人だけではなく、世界中の困窮している人々を支援する財団を設立することが私の夢です。

後輩へのアドバイス
筆記試験とWebテストの対策を必ずしておいたほうが良いと思います。また、就職課で就職相談や模擬面接を受けることをお勧めします。

インフラ交通系システムの構築を通して、人々の生活を支えていきたい

経済学部博士課程 2021年度卒業
出身国:台湾 就職先:IT会社

大阪経済大学を選んだ理由
大学2年生の時に、語学研修で台湾に来た大阪経済大学の学生たちと交流し、自分の語学力を生かしながらとても楽しい経験をしました。その後大学3年生で台湾の国費留学の選抜に通り、協定校である大阪経済大学への留学を決めました。母国に帰国後、大学院への進学を考えた結果、慣れ親しんだ大阪経済大学の大学院へ進学することにしました。
 
大阪経済大学で学んだこと
大学院では、主にマクロ経済学や金融経済について研究しました。これまで学んだ経済についての知識や理論が、研究や論文作成に非常に役に立ちました。研究のために海外の文献を読み、指導教員の先生と経済や歴史について語り合いました。こうした活動を通じて、自分の国際的な視野も広がったように思います。大阪経済大学は学内の国際交流イベントも充実しているため、異なる国籍の学生と交流することで、研究以外にも様々なことを学ぶことができました。
 
日本の会社を選んだ理由
日本に留学して今まで、私が学業や日常生活の困難を乗り越えて成長してこられたのは、たくさんの方々に支えてもらったからです。大学院を修了してからも、社会人として勉強を続け、仕事を通してさらにたくさんの人々に出会い、社会に還元していきたいと思ったため、日本の会社で就職することを決めました。
 
なぜその会社を就職先に選んだか
私は、就職先の会社が携わる分野に以前から興味を持っていました。就職先の会社の事業は、生活の様々な場面で活用されており、社会に大きく貢献できる仕事内容に魅力を感じたことが理由の一つです。また選考の段階において、採用担当の方とのやり取りや会社見学で感じた職場の雰囲気等から、職場での将来の自分のあり方が具体的に見えるように感じたため、就職先に選びました。
 
就職活動で大変だったこと
同時進行でたくさんの企業の選考を受ける中で、選考に落ちることで自信を失い、他社の選考にまで影響を与えてしまうことがありました。自分の中で葛藤した時期もありましたが、このような時期だからこそ自分の内面と向き合うこともできました。就職活動とは、単に就職先を見つけることだけではなく、学生から社会人への転換として、人生で重要な過程だと思います。精神的にも大変な時期でしたが、乗り越えることで、自分にとってもとても良い経験となりました。
 
将来の夢
就職先の会社は、インフラ交通系のシステムを構築し、人々の生活を支える事業を行っています。中には海外との共同開発の案件もあります。入社後は早く仕事で自分の知識を活用できるように頑張って勉強したいです。そして、自分が参画したプロジェクトで身に着けた技術や知識を、将来母国でも応用できるようになることが私の夢であり目標です。
 
後輩へのアドバイス
就職活動で一番重要なのは、自分らしさを伝えることだと思います。私も最初にエントリーした会社の選考では、緊張してうまくいかないこともありました。しかし、失敗してもくじけずに気持ちを切り替え、自分らしさを出すことを意識したら、楽な気持ちで臨むことができ、結果として内定をいただくことができました。経験を重ねるほど、選考で自分らしく対応できるようになります。自分の人間性を積極的にアピールしていきましょう。