【特集】農業史研究のかたち | |
德永 光俊 | |
ドイツ農村の20世紀史─移動と入植の視点から─ | 足立 芳宏 |
【論考】 | |
町田 祐一 | |
文久遣欧使節、改税約書と新貨条例 | 鹿野 嘉昭 |
【歴史随想】 | |
仮面劇の「復原」から郷吏研究へ、郷吏研究から民衆文化研究へ | 李勛相(板垣竜太 訳) |
【書評】 | |
林采成著『東アジアのなかの満鉄─鉄道帝国のフロンティア─』 | 沢井 実 |
岩橋勝編著『貨幣の統合と多様性のダイナミズム』 | 横山 和輝 |
宇佐美英機著『近江商人と出世払い─出世証文を読み解く─』 | 曽根 秀一 |
【本の紹介】 | |
家近良樹著『酔鯨 山内容堂の軌跡─土佐から見た幕末史─』 | 笹部 昌利 |
【特別寄稿】 | |
日本経済史研究の視角と方法 | 大島真理夫 |
【論考】 | |
投機かリスクヘッジか─堂島米市場再考─ | 高槻 泰郎・上東 貴志 |
地方零細銀行と地域経済─1898~1919年香川県宇多津町の製塩業金融─ | 前田 廉孝 |
日本貨幣史叙述の枠組みと『大日本貨幣史』 | 高木 久史 |
港湾の構築と国家の変容─「長い一八世紀」のイギリスと議会制定法─ | 坂本優一郎 |
高超群(吉田建一郎 訳) | |
【研究ノート】 | |
幕末金銀比価再考 | 山本 有造 |
【追悼】 | |
秀村選三先生とともに | 荻野 喜弘 |
追憶 秀村選三先生と『筑豊石炭礦業史年表』 | 田中 直樹 |
原田敏丸先生を偲んで | 上村 雅洋 |
原田敏丸先生の農村史研究と私 | 大島真理夫 |
三上敦史さんの思い出 | 石川健次郎 |
三上敦史先生を偲んで | 川満 直樹 |
【史料紹介】 | |
本庄栄治郎来簡集 | 内山 一幸 |
【歴史随想】 | |
日本経済史・経営史研究の歩み | 沢井 実 |
【書評】 | |
水野祥子著『エコロジーの世紀と植民地科学者』 | 見市 雅俊 |
岩井茂樹著『朝貢・海禁・互市』 | 彭 浩 |
渡邊忠司著『近世徴租法成立史の研究』 | 平井 上総 |
大阪大学アーカイブズ編『アーカイブズとアーキビスト』 | 針谷 武志 |
【論考】 | |
東京の明治維新─錦絵にみる町方住民の意識と維新政府の統治─ | 横山百合子 |
【特集1】五四運動と東アジア | |
五四運動前後の日中関係 | 閻 立 |
周縁への眼差し、周縁からの眼差し─五四運動と大正モダニズム─ | 緒形 康 |
【特集2】日本金融史への招待 | |
「両・分・朱」の世界から「円・銭・厘」の世界へ | 鹿野 嘉昭 |
日本銀行の歴史を中心に | 鎮目 雅人 |
【歴史随想】 | |
私の経済研究と近代日本海運史─大阪商船を中心として─ | 片山 邦雄 |
アイルランド北西「僻地」ドニゴールの歴史を旅する | 本多 三郎 |
【書評】 | |
細谷亨著『日本帝国の膨張・崩壊と満蒙開拓団』 | 小島 庸平 |
日野真紀子著『シルクとイタリアン・ファッションの経済史 ─色で高付加価値化を目指した両大戦間期─』 | 富澤 修身 |
沢井実著『海軍技術者の戦後史─復興・高度成長・防衛─』 | 小堀 聡 |
西牟田祐二著『語られざるGM社─多国籍企業と戦争の試練─』 | 伊藤 裕人 |
【講演】 | |
家近 良樹 | |
【特集1】考古学への招待 | |
近現代考古学の可能性─社会に開かれた歴史を目指して─ | 安藤 広道 |
考古学・文化財におけるデジタル計測と情報活用の現状 | 渡部 展也 |
【特集2】思想と外交から見た中国と日本の近代 | |
─近代中国のナショナル・アイデンティティーの形成過程における身体の要素─ | 楊瑞松(閻立 訳) |
対外交渉の場としての寺院より見た徳川幕府の対外体制 | 廖敏淑(箱田恵子 訳) |
【論考】 | |
─日本毛織の合成繊維混紡試験の検討を中心として─ | 平野 恭平 |
20世紀初頭における中国のタオル産業の発展 | 瀬戸林政孝 |
【歴史随想】 | |
私と東アジア経済史研究 | 堀 和生 |
【書評】 | |
西村卓著『近代日本の庶民史─ふつうの人々の暮らしと人生を紡ぐ─』 | 勝部 眞人 |
【講演】 | |
禅─系譜と問答の宗教─ | 小川 隆 |
資源を争う日本と中国─鉄・石炭・石油をめぐる両国関係史─ | 萩原 充 |
【論考】 | |
戦前シドニー日本人商業会議所の研究 | 天野 雅敏 |
中国清末民国期の海関地図について | 呉松弟(閻立 訳) |
大正期地方企業役員の政党所属状況─大分県の事例─ | 新鞍 拓生 |
【歴史随想】 | |
経済学研究と歴史との対話 | 山本 恒人 |
【書評】 | |
鍛冶博之著『パチンコホール企業改革の研究』 | 小西 浩太 |
川越修・河合信晴編『歴史としての社会主義─東ドイツの経験─』 | 伊豆田俊輔 |
柿崎一郎著『タイ鉄道と日本軍─鉄道の戦時動員の実像 1941~1945年─』 | 根本 敬 |
【講演】 | |
日中関係を考える―歴史からのアプローチ― | 岡本 隆司 |
【特集】イスラームの過去・現在・これから | |
イスラーム世界と帝国日本経済 ─戦間期の大阪・神戸の対中東向け綿製品の輸出貿易をめぐって─ | 坂本 勉 |
イスラームとビジネス活動 ─パキスタンの自動車産業を中心に─ | 川満 直樹 |
【論考】 | |
1871~1931年の日中貿易 | 樊如森(吉田建一郎 訳) |
【研究ノート】 | |
因州鳥取藩と大坂両替商―文久三年~慶応元年の大名貸― | 須賀 博樹 |
【歴史随想】 | |
「日本植民地帝国の経済史的研究」三部作の周辺 | 山本 有造 |
【書評】 | |
樋上惠美子著『近代大阪の乳児死亡と社会事業』 | 安元 稔 |
【講演】 | ||
齋藤 道子 | ||
【特集1】数量経済史研究の現況② | ||
岡崎 哲二 | ||
【特集2】近現代の日中関係 | ||
富澤 芳亜 | ||
飯塚 靖 | ||
【回顧録】 | ||
秀村 選三 | ||
【論考】 | ||
劉静貞(小二田章 訳) | ||
平野 恭平 | ||
小早川裕悟 | ||
小濱 武 | ||
【歴史随想】 | ||
原田 敏丸 | ||
【書評】 | ||
深見 貴成 | ||
柳沢芙美子 | ||
金澤 周作 |
【講演】 | |
商品と社会─ランドマーク商品との関連で─ | 川満 直樹 |
【特集】数量経済史研究の現況 | |
近世大坂米価の再検討─「米年度」概念の提起─ | 高槻 泰郎 |
大正初期の山梨県町村是による「村民所得」の推計 | 尾関 学 |
【論考】 | |
下田「欠乏品交易」とその貨幣問題─ペリーとハリスのはざまで─ | 山本 有造 |
【研究ノート】 | |
明治末・大正期地方資産家の経済的活動の一事例 ─筑豊鉱業主麻生太吉の福岡市域での活動─ | 新鞍 拓生 |
【追悼】 | |
藤田貞一郎先生を追慕する | 宇佐美英機 |
藤田貞一郎先生を偲んで | 廣田 誠 |
【書評】 | |
山本正・細川道久編著 『コモンウェルスとは何か─ポスト帝国時代のソフトパワー─』 | 藤川 隆男 |
岩本真一著 『ミシンと衣服の経済史─地球規模経済と家内生産─』 | 阿部武司・谷本雅之 |
安岡健一著 『「他者」たちの農業史─在日朝鮮人・疎開者・開拓農民・海外移民─』 | 松本 武祝 |
伊藤淳史著『日本農民政策史論─開拓・移民・教育訓練─』 | 岩崎 正弥 |
板垣貴志著『牛と農村の近代史─家畜預託慣行の研究─』 | 野間万里子 |
塩谷昌史著『ロシア綿業発展の契機─ロシア更紗とアジア商人─』 | 岩本 真一 |
藤本隆士著『近世匁銭の研究』 | 古賀 康士 |
【講演】 | |
敗者の側から幕末維新史を振り返る―会津藩や徳川慶喜はなぜ敗れたのか― |
家近 良樹 (大阪経済大学経済学部教授) |
1930年代の中国と日中経済関係―国歌になる歌が生まれた時代― | 久保 亨 (信州大学文学部教授) |
【論考】 | |
中華民国期北京市近郊農村における経済発展と都市化 | 弁納 才一 (金沢大学人間社会研究域経済経営学系教授) |
資金循環表から見た韓国の1960年代の金融市場と私募債に関する研究―産業連関分析技法を応用して― | 金 志映 (慶應義塾大学産業研究所共同研究員) |
【研究ノート】 | |
1970年代半ばの自転車産業と自転車関連企業の動向 | 東 正志 (京都文教大学総合社会学部講師) |
【歴史随想】 | |
時代の中の自分史・農業史 | 野田 公夫 (京都大学名誉教授) |
【書評】 | |
山崎広明・阿部武司著『織物からアパレルへ―備後織物業と佐々木商店―』 | 谷本 雅之 (東京大学大学院経済学研究科教授) |
石川健次郎編著『ランドマーク商品の研究⑤―商品史からのメッセージ―』 | 大内秀二郎 (近畿大学経営学部准教授) |
平井岳哉著『戦後型企業集団の経営史―石油化学・石油からみた三菱の戦後―』 | 鈴木 恒夫 (学習院大学経済学部教授) |
金澤周作編『海のイギリス史―闘争と共生の世界史―』 | 田中 きく代 (関西学院大学文学部教授) |
纐纈厚著『日本降伏―迷走する戦争指導の果てに―』 | 藤田 貞一郎 (同志社大学名誉教授) |
〔講演〕 | |||
農村から見る現代中国社会の変動 | 内山 雅生 (宇都宮大学国際学部特任教授) | ||
〔論考〕 | |||
大阪経済の歴史的眺望 ―伝統と革新の系譜― | 宮本 又郎 (大阪経済大学客員教授・大阪大学名誉教授) | ||
天保期紀州藩領における地主制の停滞 ―耕地条件と地主経営に着目して― | 池本 裕行 (京都大学研修員) | ||
〔研究ノート〕 | |||
島原の乱、福岡藩本陣における藩主の食にみる機能と食文化 ―御台所日記をとおして― | 橋爪 伸子 (同志社大学経済学部非常勤講師) | ||
衣服産業史研究の動向 ―個別史から全体史へ― | 岩本 真一 (大阪経済大学日本経済史研究所研究員ほか) | ||
〔書評〕 | |||
天野雅敏著『戦前日豪貿易史の研究 ―兼松商店と三井物産を中心にして―』 | 三輪 宗弘 (九州大学記録資料館産業経済資料部門教授) | ||
高槻泰郎著『近世米市場の形成と展開 ―幕府司法と堂島米会所の発展―』 | 中川 すがね (愛知学院大学文学部教授) | ||
河﨑信樹著『アメリカのドイツ政策の史的展開 ―モーゲンソープランからマーシャルプランへ―』 | 小堀 聡 (名古屋大学大学院経済学研究科准教授) | ||
杉原薫・脇村孝平・藤田幸一・田辺明生編 『歴史のなかの熱帯生存圏―温帯パラダイムを超えて―』 | 友部 謙一 (大阪大学大学院経済学研究科教授) | ||
沢井実著『近代大阪の工業教育』 | 高松 亨 (大阪経済大学情報社会学部教授) | ||
〔歴史随想〕 | |||
「支那事変」から「大東亞戦争へ」 | 藤田 貞一郎 (同志社大学名誉教授) |
〔講演〕 | |||
近現代中国におけるキリスト教―ジェンダー変容の視点から― | 石川 照子 | ||
【特集】 辛亥革命と東アジア | |||
〔論考〕 | |||
連鎖視点からみる辛亥革命と日本 | 山室 信一 | ||
康有為と梁啓超の憲法観―戊戌前夜から義和団事件後まで― | 佐々木 揚 | ||
〔研究ノート〕 | |||
大阪道修町薬種問屋塩野義商店の製薬会社への発展について | 張 文遠 | ||
近代日本の肉食史研究の展望―食生活史の研究動向を踏まえて― | 野間 万里子 | ||
〔歴史随想〕 | |||
大阪企業家ミュージアムの10年―経済史・経営史研究実践の試み― | 宮本 又郎 | ||
〔書評〕 | |||
堀和生著『東アジア資本主義史論Ⅰ―形成・構造・展開―』 | 脇村 孝平 | ||
足立芳宏著『東ドイツ農村の社会史―「社会主義」経験の歴史化のために―』 | 奥田 央 | ||
家近良樹著『西郷隆盛と幕末維新の政局―体調不良問題から見た薩長同盟・征韓論政変―』 | 高久 嶺之介 | ||
藤田貞一郎著『「領政改革」概念の提唱―訓詁学再考』 | 川口 浩 | ||
山本有造著『「大東亜共栄圏」経済史研究』 | 木越 義則 |
講演 | |
経済史における勤勉革命論の射程-地域の個性を把握する方法- | 大島 真理夫 |
[特集1 近代東アジアの国際情勢と「韓国併合」-併合100周年を機に考える-] | |
論考 | |
日清戦争後の清韓関係-清韓通商条約の締結過程をめぐって- | 閻 立 |
韓国から見た「韓国併合」 | 金 鳳珍 |
日本から見た「韓国併合」 | 月脚 達彦 |
[特集2 近代における日本と台湾] | |
論考 | |
日本植民統治初期における台湾人の資本主義体験 | 高淑媛(閻立訳) |
植民地期台湾総督府国語学校における日本人と台湾人校友の役割 -「共治庄政」:草屯地域における渥美寛蔵と洪清江の関係を中心に- | 陳文松(閻立訳) |
研究ノート | |
家畜預託慣行の史的考察-「家畜小作」概念の再検討- | 板垣 貴志 |
山崎隆三の学問を振り返る-山崎史学私論- | 大島真理夫 |
【付】山崎隆三さんの思い出 | 木下 悦二 |
歴史随想 | |
私の歴史研究と史料調査 | 天野 雅敏 |
書評 | |
籠谷直人・脇村孝平編『帝国とアジア・ネットワーク-長期の19世紀-』 | 古田 和子 |
宮本又郎著『日本企業経営史研究-人と制度と戦略と-』 | 阿部 武司 |
藪内吉彦・田原啓祐著『近代日本郵便史 創設から確立へ-付 東海道石部駅郵便創業史料-』 | 武谷 嘉之 |
藪内吉彦・田原啓祐著『近代日本郵便史 創設から確立へ-付 東海道石部駅郵便創業史料-』 | 星名 定雄 |
講演 | |
「鎖国」時代の日朝貿易―銀の路・絹の路― | 田代 和生 |
[特集1 1930年代世界恐慌をふりかえって] | |
論考 | |
世界恐慌と経済政策―フランスの経験― | 竹岡 敬温 |
昭和恐慌期における銀行システムの動揺 | 秋吉 史夫 |
ニューディールの金融改革―1935年銀行法を中心に― | 西川 純子 |
世界大恐慌期の債務再交渉―1933年5~6月ベルリン債務会議を中心に― | 西牟田 祐二 |
[特集2 上海 近代のあゆみ ―日本との関わりを中心に―] | |
記念講演 | |
近代書籍交流史における上海と日本―張元済の日本訪書を中心に― | 周 武 |
シンポジウム報告 | |
1860年代における上海道台の日本観 | 閻 立 |
明治17年における上海の日本人街―亜細亜学館設立をめぐって― | 熟 美保子 |
横浜正金銀行上海支店(1900~13年) ―香港上海銀行・チャータード銀行との比較を通じて― | 蕭 文嫻 |
20世紀前半の裁縫教育―上海における小学校教科書と女学校授業科目を中心に― | 岩本 真一 |
1900年代以降の日本人の中国観の変遷について | 近藤 直美 |
歴史随想 | |
訓詁学再考 | 藤田 貞一郎 |
書評 | |
法政大学比較経済研究所/後藤浩子編『アイルランドの経験―植民・ナショナリズム・国際統合』 | 高橋 哲雄 |
閻立著『清末中国の対日政策と日本語認識―朝貢と条約のはざまで―』 | 茂木 敏夫 |
大島真理夫編著『土地希少化と勤勉革命の比較史―経済史上の近世―』が提起するもの―日本近世史のもう一つの自立― | 籠谷 直人 |
「勤勉革命」とは何か―大島真理夫編著『土地希少化と勤勉革命の比較史―経済史上の近世―』をめぐって― | 勘坂 純市 |
講演 | |
20世紀朝鮮史の国際環境 | 李 憲昶 |
論考 | |
中国幣制改革と香港上海銀行 | 蕭 文嫻 |
ドイツの石炭液化成功物語と海軍の技術選択の失敗 ―航空機用ガソリンを巡って― | 三輪 宗弘 |
[特集 杉田定一関係文書が語る世界] | |
「坊っちゃん」国士誕生の背景について ―杉田仙十郎を主たる対象として― | 家近 良樹 |
自由党成立後の杉田定一 | 飯塚 一幸 |
上海東洋学館と「興亜」意識の変化 ―杉田定一を中心に ― | 熟 美保子 |
19世紀後半の日本絹織物業における機械化過程と世界史的背景 ―杉田定一の海外視察旅行に関連して― | 岩本 真一 |
研究ノート | |
大正・昭和初期における地方資産家と企業経営 ―山口県を事例として― | 三浦 壮 |
書評 | |
藤野保著『近世国家解体過程の研究 ―幕藩制と明治維新 ―』前編・後編 | 家近 良樹 |
家近良樹編『もうひとつの明治維新 ―幕末史の再検討 ―』 | 毛利 敏彦 |
バン澤歩著『ドイツ工業化における鉄道業』 | 幸田 亮一 |
友部謙一著『前工業化期日本の農家経済 ―主体均衡と市場経済―』 近世日本農家の主体均衡について ―友部著の書評として― | 大島 真理夫 |
土地貸借市場としての地主小作関係 ―友部仮説の検討 ― | 斎藤 修 |
研究所報告 | |
経済史文献解題データベース・システムと国際版(続) | 河崎 信樹 |
講演 | |
日本経済史の地域論的再構築 ─地域形成史論の射程─ | 岡田 知弘 |
論考 | |
半導体60年と日本の半導体産業 | 吉田 秀明 |
朝鮮王朝の禄俸制と国家財政体制 | 徳成 外志子 |
近世後期における境界領域の特徴 ─長崎唐人屋敷の葛藤・紛争─ | 熟 美保子 |
19紀後半~20世紀前半の日本におけるミシン普及の趨勢と経路 ─マルクスのミシン論に触れて─ | 岩本 真一 |
アメリカのドイツ占領政策と米英統合占領地区の形成 ―占領費の分担比率をめぐる交渉を中心に― | 河崎 信樹 |
Local Ecology of Regulating Customary Right of Gleaning ─A Case Study of Sherborne(Dorset),1635 ─ | 乾 秀明 |
書評 | |
<特集> 藪田貫 著『近世大坂地域の史的研究』を論じる | |
書評1 : 近世畿内地域社会論の比較と総合 | 大島 真理夫 |
書評2 : 近世大坂地域研究の課題 | 岩城 卓二 |
歴史随想 | |
歴史学と民俗学の間 | 原田 敏丸 |
講演 | |
情報の政治経済史 ─近代日本の場合─ | 石井 寛治 |
論考 | |
福岡藩における牛馬売買の法的規制と牛馬の押取り | 秀村 選三 |
福岡藩枦蝋仕組と藩国家への傾斜 | 藤本 隆士 |
近現代における宮座の変容と持続について ─北部九州の宮座を事例として─ | 山口 信枝 |
伊庭貞剛の建築観と住友営繕 ─企業者史的アプローチ─ | 瀬岡 誠 |
「新興コンツェルン」再考 | 下谷 政弘 |
農地改革における異議・訴願・訴訟の分析 ─農地改革期土地問題の一側面─ | 野田 公夫 |
ホーエンフェルデ村の農業集団化 ─戦後東ドイツ農村のミクロヒストリー─ | 足立 芳宏 |
史料紹介 | |
斉藤恒三宛伊藤伝七書翰 | 阿部武司・村上義幸・井上真里子 |
日本木蝋統制組合編「櫨ト木蝋(1)」 (昭和20年3月)の概略【正誤表あり】 | 後藤 正明 |
書評 | |
秀村選三著『幕末期薩摩藩の農業と社会 ─大隅国高山郷士守屋家をめぐって─ 』 | 大島 真理夫 |
広川佐保著『蒙地奉上 ─「満州国」の土地政策─』 | 山本 有造 |
本の紹介 | |
小岩信竹著『近代日本の米穀市場 ─国内自由流通期とその前後─』 | 藤本 高志 |
歴史随想 | |
なぜファシズムはフランスで失敗したのか | 竹岡 敬温 |
講演 | |
日本の会社制度とコーポレート・ガバナンス─その歴史的成り立ち─ | 宮本 又郎 |
論考 | |
農本主義の社会哲学─地域づくり論の視角から─ | 岩崎 正弥 |
犂と剣 ─ ナチスの技術崇拝─ | 藤原 辰史 |
農村青年対策としての青年隊組織 ─食糧増産隊・産業開発青年隊・青年海外協力隊─ | 伊藤 淳史 |
清末上海金融市場の形成における伝統金融機関山西票号の役割 | 蕭 文嫻 |
アイルランド土地戦争 ─土地同盟の結成と二つの路線の合流 ─ | 本多 三郎 |
翻訳 | |
スティーヴ・ヒンドル『17世紀イングランドの慈善信託と教区ガヴァナンス』 | 乾 秀明 |
歴史随想 | |
匿名の著者を探すミステリー | 松村 幸一 |
本の紹介 | |
竹内幸雄著『自由貿易主義と大英帝国 ─アフリカ分割の政治経済学─ 』 | 山本 正 |
三木理史著『水の都と都市交通 ─大阪の20世紀─』 | 田原 啓祐 |
研究会報告 | |
教育史から見た経済史・経営史辞典(発表要旨) | 滝内 大三 |
研究所報告 | |
経済史文献解題データベース・システムと国際版 | 豊田 太郎 |
講演 | |
遠景にある課題の交替とネオ・モダンな経済の台頭 ─世紀末の現代経済に関する経済史を踏まえた一考察─ | 橋本 寿朗 |
論考 | |
持株会社と企業グループ─日本企業制度史の一側面─ | 下谷 政弘 |
日本化学工業史のなかの「味の素」と「水俣病」 | 高松 亨 |
浅野昼夜銀行の安田財閥への譲渡 | 齊藤 憲 |
本洞、藤棚炭鉱売却後の麻生商店の有価証券投資 | 新鞍 拓生 |
東拓移民の送出過程─山口県吉敷郡旧仁保村を事例として─ | 木村 健二 |
研究ノート | |
17世紀ドーセット州 Gillingham 地域における亜麻織物業の経営 形態の分析と亜麻織布工の暴動関与への経済的要因について | 乾 秀明 |
書評 | |
山本正著『「王国」と「植民地」─近世イギリス帝国のなかのアイルランド─』 | 本多 三郎 |
歴史随想 | |
回想のラヴェナム紀行 | 松村 幸一 |
講演 | |
「自然」概念の東西比較 | 伊東 俊太郎 |
論考 | |
科学史研究の文献学的アプローチ | 楠葉 隆徳 |
モンテスキューにおける経済のエスプリ | 佐村 明知 |
徳川中期名古屋における商業の展開について | 天野 雅敏 |
「近江商人」の家訓・店則にみる「立身」と「出世」 | 宇佐美 英機 |
近代日本における「営業の自由」観 ─基礎資料発掘の試み─ | 藤田 貞一郎 |
近代住友の経営理念と宗教的基盤 ─キリスト教と陽明学を中心に─ | 瀬岡 誠 |
時代の足音 ─フィールド・ノートの余白に─ | 香月 洋一郎 |
書評 | |
山本恒人著『現代中国の労働経済 1949~2000 ─「合理的低賃金制」から現代労働市場へ─』 | 中兼 和津次 |
中兼和津次教授による書評へのリプライ | 山本 恒人 |
21世紀の農業・農学を考える ─祖田修『農学原論』の刊行によせて | 野田 公夫 |
歴史随想 | |
処女論文から半世紀を経て新史料に接して ─無足人のこと─ | 秀村 選三 |
わたしの博多学 | 武野 要子 |
講演 | |
文明の海洋史観 ─日本史像をめぐって─ | 川勝 平太 |
論考 | |
川勝平太論序説 | 角山 榮 |
17世紀の東アジアにおける海賊問題と琉球 | 真栄平 房昭 |
近世後期の瀬戸内海運 | 上村 雅洋 |
明治期日本における商船船主 | 中西 聡 |
明治大正期肥料商の北海道直買活動と人造肥料取引 ─大阪府貝塚廣海惣太郎家の事例をもとに─ | 山田 雄久 |
1930年代前半のシンガポールにおける華僑通商網 ─日本綿布取引を事例に─ | 籠谷 直人 |
イギリスから見た日本の企業経営 ─経営モデルの多様化仮説─ | 長谷川 治清 |
オイル・ラッシュ ─土地と石油を求めて─ | 豊田 太郎 |
書評 | |
安岡重明著『財閥経営の歴史的研究 ─所有と経営の国際比較─』 | 橋本 寿朗 |
藤田貞一郎著『国益思想の系譜と展開 ─徳川期から明治期への歩み─』 | 小室 正紀 |
足立芳宏著『近代ドイツの農村社会と農業労働者 ─<土着>と<他所者>のあいだ ─』 | 加藤 房雄 |
歴史随想 | |
「大阪学」について考える | 作道 洋太郎 |
書評について | 安岡 重明 |
講演 | |
教養とは何か―教養の二つの形について― | 阿部 謹也 |
論考 | |
この不思議な隣り合わせの国―スコットランドとアイルランド・比較史的考察断片― | 高橋 哲雄 |
村芝居と祭礼―筑前福岡藩領の舞台・芝居・役者― | 宮崎 克則 |
農山漁村経済更生運動の主体的担い手としての農民家族の役割 ―群馬県勢多郡北橘村を事例として― | 佐藤 晴香 |
日本農法史試論―農業革命から農法革命へ― | 徳永 光俊 |
研究ノート | |
「士農工商」論ノート | 大島 真理夫 |
史料紹介 | |
近世京都の商家別家証文 | 渡邊 忠司 |
書評 | |
西村卓『「老農時代」の技術と思想』・徳永光俊『日本農法史研究』 | 飯沼 二郎 |
家近良樹著『幕末政治と倒幕運動』 | 松尾 正人 |
田中・小島・太田編訳『斉民要術―現存する最古の料理書―』 | 渡部 武 |
歴史随想 | |
物価史研究から「匁銭」へ | 藤本 隆士 |
「世紀末」に寄せて | 藤田貞一郎 |
その他 | |
日本経済史研究所 略史(上) | 山田 達夫 |
論考 | |
近世西南日本における藩領国の類型 | 秀村 選三 |
『社会経済史年報』の創刊 ─『アナール』と二人の創始者 | 竹岡 敬温 |
飯沼農業理論の展開 ―風土と農業革命 | 徳永 光俊 |
史料紹介 | |
近世前期の大名貸証文 | 渡邊 忠司 |
書評 | |
佐村明知著『近世フランス財政・金融史研究 ―絶対王政期の財政・金融と「ジョン・ロー・システム」』 | 丹後 享 |
随想 | |
「黒正先生逝いて十年」 | 三橋 時雄 |