経営学部 コンサル基礎演習Ⅰ

教室を飛び出して実践研究!

道頓堀川でアンケート調査に挑戦

 吉野忠男教授(経営学部経営学科)が担当するコンサルティングコース必修科目「コンサル基礎演習I」では、学生が各自でテーマを設定し、学外で調査、分析、発表する取り組みを行っています。
 
 本年度は道頓堀川沿いのウッドデッキ「とんぼりリバーウォーク」が学外活動の実施ポイント。所有者である、南海電気鉄道株式会社とんぼりリバーウォーク事務所様から許諾を得て、6月8(土)、9(日)日の13時から16時まで、30名の学生が街行く人々にアンケート調査を行いました。
 学生たちが設定したテーマは、観光の他、学校でのクラブ活動やゲームなど。4月から練りあげた内容を、1人につき3分間程度で回答してもらえる質問項目にまとめました。調査日当日には本学の腕章をつけ、50人分のアンケート用紙を携えて道頓堀の街頭へ。関西屈指の観光地でのアンケート調査とあって、海外からの訪問客も多く、最初は少し緊張気味の学生たちでしたが、気さくに答えてくれる人々と交流しながら、さまざまな回答を得ることができました。

実行力、考える力、アピールする力を磨こう

 指導する吉野教授は「調査内容に制約はありません。アンケートを取る大変さ、それをまとめ、発表する難しさなどを経験することで、実行力、考える力、アピールする力を身につけてほしいと思います」とコメント。学生たちはこの日の調査内容をさっそく集計、分析し、その結果をパワーポイントでスライドにまとめ、報告会で発表します。

演習に参加した学生たちの声

●福島拓弥さん(1年生)
初めてのアンケート調査で、クラブ活動についての意見を聞きました。親切に答えてくださる人が多く、うれしかったです。得られたデータは27人分。40代ぐらいの男性の方が多く、自分と同世代の10代の方をあまり見かけなかったのは意外でした。これから集計・分析が忙しくなりますが、報告発表まで頑張ろうと思います。

●張 世竜さん(1年生)
調査テーマはゲームについて。自分もゲームが好きなので、他の人がどんな機器を使っているのか、なぜゲームをするのか、あるいはしないのか、年齢が高くなるとゲームをしなくなるのか、などじっくり調査したいと思いました。集まったデータは40人分ぐらいで、回答者の年齢はさまざまでした。興味をもって話しかけてこられ、いろいろ答えてくれる人もいました。緊張したけれど、楽しかったです。

●江村未羽さん(1年生)
道頓堀に来た人たちに、どこから来たのか、来訪の目的など、観光に関するアンケートを実施。24人の方に答えてもらいました。アンケート調査をお願いしているのに、逆に道頓堀周辺のことを聞かれることもありました。外国からの観光客にも声をかけましたが、うまく話ができなかったのもちょっと残念。今日の調査結果は、グラフなどを使って、わかりやすい発表にまとめたいなと思います。