【経営学部】租税法(2022年度)

大阪国税局東淀川税務署副署長と若手国税専門官による講演会を開催

2022年12月6日(火)に、国税庁の「税を考える週間」(2022年11月 11日~17日 週間テーマ:くらしを支える税)に関連し、また、地域の身近な税務行政機関との連携という点から、経営学部の「租税法」の講義(担当:古賀敬作准教授)に、東淀川税務署の池上寿一副署長ほか、3名の若手の国税専門官の方々を講師にお迎えし、「税務署の組織と仕事」というテーマでご講演いただきました。
 
講演では、税の役割について私たちの生活に身近な消費税をメインに国際的比較を交えて説明があったほか、学生のアルバイトに関連して、給与支払明細書の見方や源泉徴収票の内容について具体的かつわかりやすく解説していただきました。また世帯におけるスマホ保有率が8割を超える中、「スマホ申告」での申告方法やそのメリットについてお話がありました。
 
池上寿一副署長からは、国税庁開庁時のGHQハロルド・モス(Harold MOSS)氏の言葉「正直者には尊敬の的、 悪徳者には畏怖の的(Respect among the honest, Fear among the dishonest)」の紹介があり、ご自身のOECDでの国際課税の経験を踏まえて税務行政の運営の考え方についてお話しされたほか、国税庁のWeb-TAX-TV(インターネット番組)を放映しながら税務執行の現場ついて解説いただきました。
 
講演会終了後には、税務署でのアルバイトの紹介や国税専門官募集の説明が行われ、学生からの質問や相談にも対応していただきました。

参加した学生からは、「国税専門官に興味があるので、国際的な取り組みやデジタル化について聞くことができて良かった。」「国の財政を1カ月の家計に例えて話していただいたことでイメージが掴めた。」「毎年アルバイトの確定申告で手こずっていたが、今年はスマホ申告で簡単にできそう。」といった感想が聞かれ、受講生にとって身近な税・身近な行政を感じてもらう機会となったようです。