今回の「志プロジェクト」は昨年度と同様、株式会社アピックス、千房ホールディングス株式会社、株式会社日本電気化学工業所、日本鏡板工業株式会社の4社にご協力いただきました。4社のうちでどの企業を担当するかは、学生同士で話し合って決定しました。
 
全15回の授業のうち、前半は企業取材に向けた事前学習を行います。まずは、前例のないユニークな採用方法を取り入れている企業について調べ、発表。パワーポイントのスライドづくりなどプレゼンテーションのスキルを向上させると同時に、人材採用に関する知見を広めることを狙いとした授業です。次に、担当企業について調べ、学生同士で意見を出し合って質問内容を検討するなど準備をしっかりと行い、企業取材に臨んでいきます。授業後半は、企業取材で得られた情報をもとに、どのような成果発表を行うのかを検討し、最終成果報告会に向けてプレゼンテーションの準備を進めていきます。
 
2023年9月末に行われた2回目の授業では、企業の担当者の方々と学生が初顔合わせ。稲岡准教授は、「就職活動の際に企業と学生の接点となる求人コンテンツや求人施策について、企業と学生が協力して考えていきます。この取り組みにより、学生は一つの企業の経営や人材に関する考え方を深く知る中で、企業を見る目を養えるでしょう。また、企業側にとっても、学生目線での企業選びの視点を知り、自社の存在理由や企業文化、人材ニーズなどを捉え直す機会になると考えています」と、プロジェクトへの期待を語りました。この日は、企業担当者から企業概要の説明があったほか、事前準備や心構えなどインタビュー取材に関するレクチャーを行いました。