【経営学部】法学特殊講義(民事手続法)

弁護士・大阪大学高等司法研究科客員教授の吉野孝義氏を招へい

 2022年8月22日~25日にかけて、集中講義「法学特殊講義(民事手続法)」が開講されました。この講義は、①訴訟法と民法や会社法などの実体法とが裁判の場においてどのような役割を分担するのかを明らかにしながら、訴訟手続の仕組みを理解する②紛争を解決するための手続における手続保障の理念の大切さについて理解することをねらいとしています。
 25日の3・4限には、元大阪地裁所長など法曹界の要職を歴任された吉野孝義大阪大学高等司法研究科客員教授を講師にお迎えしました。講義を担当する吉垣実客員教授は「吉野先生は法律家としてだけではなく、研修所の教官や裁判官・研究者・企業のリーダーの指導も行うなど教育者としても一流であり、学生にとってよいチャンスになると考えました」と招へいした理由を話してくださいました。
 
 授業では民事紛争を解決する手続きについて、一般私人として直面する問題や企業人として避けて通れない国際的な問題などのケースを通じて、紛争を解決する制度は訴訟だけではないことに触れ、どのような場面でどういった制度が利用されているのか講義が展開されました。

 吉野先生に経営学部ビジネス法学科で学ぶ学生へのメッセージをお願いしたところ「法と経営はそう遠いものではなく社会的に密接に関わっています。民法ですら改正が著しいので、経営にまつわる法律を追いかけていくだけでも大変ですが、根本的なものだけでも企業人としては押さえておきましょう。法務部がある企業であれば、顧問弁護士と一緒に仕事をすることもあります。その際、法的手続きの大まかな流れや、法律の専門家には何を聞けばいいのかといった勘所を押さえているかどうかが大切になってきます。ビジネス法学科の皆さんにとって、法律は将来的にビジネスを支えるものになるでしょう。」とお話してくださいました。