【2021年度】経営学部四條ゼミ生、令和3年度刑事政策に関する懸賞論文で佳作入選

経営学部四條ゼミ生、令和3年度刑事政策に関する懸賞論文で佳作入選

経営学部四條ゼミでは、論文を書く取り組みの一つとして、日本刑事政策研究会・読売新聞社主催、法務省後援の「刑事政策に関する懸賞論文」に応募しています。1987年度から始まった30年以上の歴史をもち、日本の刑事法学界の中でも権威があるこの懸賞論文は、学部生だけでなく大学院生も対象。その中で、児玉凜香さん(3年)の論文が見事、佳作に入選しました。
 
入選した児玉さんは、論文「児童虐待の予防や早期発見のためのSNSアプリを利用した保護者のメンタルヘルスケア」の中で、コロナ禍における児童虐待の予防や早期発見のための新たなアプローチを具体的な施策に落とし込み、実現可能性のある提案を行いました。

受賞者の声:児玉  凜香さん(3年生)
学童保育のアルバイトをしているので、もともと子どもを取り巻く問題に興味があって、今回のテーマを設定しました。まだ社会にない新しいアイデアを考えるのに時間がかかりましたが、ゼミで1つの事柄をいろいろな視点から見る訓練をしていたおかげで、アイデアを膨らませることができました。まさか入選するとは思わず、今でも喜びより驚きの方が大きいです。
 
指導教員の声:四條 北斗先生
本論文は、コロナ禍における生活様式の変化が児童虐待に及ぼす問題について、具体的な事実に基づいて指摘し、その問題に対する具体的な解決策を簡明に提示するものです。提示された解決策は、従来の児童虐待への対策論と比べて、保護者にとって「より干渉的でなく、利用し易い」アプローチで、児玉さんの問題意識に沿う温かい支援策でした。よく考えられた優れた論文であると思います。