【2022年度】古賀敬作ゼミ「研究発表セクション」報告

古賀敬作ゼミ第36回自治体学会on the WEB 2022「研究発表セクション」発表

2022年8月19(土)、20(日)に開催されました、第36回自治体学会WEB大会「研究発表セクションC(コミュニティ、地域活性化)」(コメント:名古屋市立大学人文社会学部准教授 三浦哲司先生)[2022年8月19(土)17:00~19:30]で古賀ゼミの3回生が研究発表を行いました。このセクションCでは、ほかに「日本における地域コミュニティ政策の変遷と今後の展望」と「ラリーツーリズムの可能性~ラリー競技大会開催の効果と誘致の実際」の2つの研究発表が行われました。残念ながら、今年度のくまもと大会現地開催が、熊本市の医療非常事態宣言、熊本県のBA.5対策強化宣言が発令により急遽、中止となりWEB大会に変更されました。自治体学会事務局の方々には大変、お世話になりました。

[研究報告の内容]

ゼミナールでは、昨年から、社会においてデジタル化が進行する中、高齢者とIoT(Internet of Things)との関わり合いを中心に地域活性化への道筋について、実地調査の結果やアンケート調査の結果を踏まえながら、検討しています。研究調査の過程で、都市型超高齢者社会においては、高齢者世帯の増加によるご近所付きあいの軽薄さや高齢化による地縁団体の存続の危機など地域単位での身近な施策の困難さが浮き彫りとなりました。今回の発表では,活動拠点である大阪市東淀川区を題材として、「『デジタル社会』と『ヒトと人の触れ合い社会』との融合による地域活性化‐都市型超高齢社会の身近な課題‐」というテーマで、家族形態の変容、高齢者の生活行動、そして高齢者の幸福感について、さらに調査検討し報告を行いました。また、高齢者の関心・趣味とうまく融合した自治体の地域関連プロジェクト(たとえば、“東淀川区魅力発見プロジェクト”の取り組みによる関係人口・活動人口の創出)による高齢者におけるデジタル・ディバイド問題の解決施策を見出し,地域活性化への道筋を提案しました。

[コメントや意見]

実地調査のターゲット層に関する質問や、高齢者の方々がデジタル機器に親し馴染むまでの工程について質問などがありました。また、前東淀川区長様から“東淀川区魅力発見プロジェクト”に関する質問もありました。