【2023年度】本村光江ゼミ ヒトと動物の関係学会第30回学術大会で発表

学生たちの挑戦:避難所でのペット対応を探る研究について学会報告

2024年3月3日(日)、本村ゼミの3年生3名が、ヒトと動物の関係学会第30回学術大会にて口頭発表を行いました。発表のタイトルは「西日本で避難所を開設した経験のある管理関係者に対するインタビュー調査」でした。

この研究は、ヒトと動物の関係学会会長で広島大学名誉教授の谷田創先生との共同研究として、2023年8月から10月にかけて神戸、岡山、広島にある避難所を対象に行ったインタビュー調査に基づいています。過去の災害でペットを受け入れた経験のある3つの学校と市役所1カ所を訪問し、災害時の対応とその後の備えについての情報を収集しました。調査対象は災害の時期や種類、運営母体によって異なる点もありましたが、いずれも災害が想定外であったという共通点が見られました。
 
事前準備では、調査結果をまとめ、伝えたいことや想定問答については冬休みと春休みを通じて何度も対面やオンラインで議論しました。
そして、学会当日の発表は代表の1名が行い、難しい質問にも的確に対応しました。2日間の学会はタイトなスケジュールでしたが、3名ともすべての発表に参加しました。特に、野生動物の狩猟と剥製がテーマのシンポジウムでは自ら質問したり、休憩時間や交流会でも積極的に他の参加者と交流している姿が印象的でした。他大学の学生や院生、専門学校生との交流も活発で、学生たちが楽しそうに話す姿が見られました。

この調査および学会発表は、大阪経済大学経済学部とあいおいニッセイ同和損保株式会社の支援を受けて実現しました。また、広島大学の谷田先生のご指導がなければ成し遂げられませんでした。この場を借りて、ご支援、ご指導いただいたすべての方々に深く感謝申し上げます。