【2022年度】岡島ゼミ3年 日経STEAMシンポジウム STEAMゼミ 優秀賞受賞

「言語の壁がない国際平和~同時翻訳機能の活用~」で受賞

日経STEAMシンポジウムのプログラムの1つとして、日本経済新聞社とダイワボウ情報システム株式会社が開催したNIKKEI STEAMゼミに、岡島ゼミの3年生5名が参加。「10年後の未来を見据えICT(情報通信技術)を活用した教育を考える」という課題に取り組み、優秀賞を受賞しました。

企業担当者と交流しながらアイデアをブラッシュアップ

本プログラムは2022年4月から6月にかけて6回に渡るオンライン会議で実施され、学生たちはコーチ役を務めるダイワボウ情報システム株式会社とインテル株式会社の担当者にアドバイスを受けながら、どのようなコンセプトを軸に、自分たちは何が提案できるかチームメンバーで議論を重ねました。そして最終日に、参加した全11校のチームがそれぞれ6分間のプレゼンを行い、思い描く教育の未来を発表しました。

提案テーマ:言語の壁がない国際平和

岡島ゼミは、「言語の壁がない国際平和~同時翻訳機能の活用~」と題して、新たな商品「Borderless Classroom」を提案。教室の左右の壁にリアルタイムで海外の教室が映し出され、発言者の感情が再現された同時通訳による音声や、教師が板書した内容が同時にそれぞれの教室に届くというもの。たとえ教室は離れていても子供たちがその場に一緒に居るかのような臨場感を体感できるという点が特長です。
 
この提案の出発点は、世界で紛争や対立が起こるのは、多様性に対する理解が不足しているからではないかという問い。多様性を学ぶために最も効果的な時期を、仲間集団の一員として社会的に必要な基本的生活習慣の意義を理解する児童期であると示し、小学校で学べる環境の整備について考え、提案に至りました。
 
この発表が、世界で起きている社会問題からの問題提起、そして課題解決に向けたプロセスにストーリー性があり実現性もある点が高く評価され、優秀賞受賞となりました。

学生の声

チームのメンバーである留学生とコミュニケーションを通じて文化の違いを知った経験から、言語の壁を超える技術があれば、世界平和を実現できるのではないかと考えるようになりました。
「同時翻訳機能」を出発点としてアイデアを考え、実現可能な商品を提案するために企業を訪問し、最新の技術情報や開発費、実場価格などについても情報を収集しました。ゼミではコーチ役の企業のみなさんから実際のビジネス現場で求められるスキルなども教わったことが大きな刺激になりました。