【2023年度】岡島ゼミ 「日経 STEAM シンポジウム」 DIS STEAM ゼミで優秀賞受賞

岡島ゼミがAIを用いた新ツールを提案

日経 STEAM シンポジウムの概要

日本経済新聞社主催の「日経STEAMシンポジウム ~新しい価値創造への挑戦~ 」が、2023719日(水)に大阪国際交流センターにて開催されました。

本イベントのプログラムは多岐に渡り、環境問題や資源問題に関する課題設定を行い、未来の地球を守る方法についてプレゼンテーションを行う「学生サミット 未来の地球会議」、SDGsをテーマに「なぜ?」から問いをたて、仮説検証の循環を体験・発表する「高校生SDGsポスターセッション」、SDGsの目標達成に向けたシンボルキャラクターを制作・展示する「デジタルアート展示会」、文理を問わず好きを仕事にした女性研究者による「女性研究者座談会」などが実施されました。

DIS STEAM ゼミの概要

そのプログラムの一つとして、急速に進むICT化の理解を深め、教育現場におけるICTの活用方法についてプレゼンテーションを行う「DIS STEAMゼミ」が実施され、大学・高校合わせて14チームが参加しました。5月上旬~6月下旬の約1か月半の期間、メンターを務めるDIS(ダイワボウ情報システム株式会社)社員とのオンラインワークショップが5回行われ、その後、各チームで考察と発表練習を重ね、本番当日を迎えました。

岡島ゼミが優秀賞受賞!

岡島ゼミ5期生は、「こどもをいじめからまもる I see U 」と題して、AIを用いた表情認識と情報共有の2つの役割を果たす新商品(I see U)を提案。年々、いじめ重大事態件数が増加する原因として、いじめアンケートの実施頻度や学内での情報共有に課題があるとし、いじめの重大事態を早期に発見・対処できる本商品(I see U)の必要性を、実現可能性や費用収益面も踏まえつつ、訴えかけました。そして、審査員からは「提案内容のクオリティーが非常に高い」との評価を受け、見事、優秀賞を受賞しました。

【入賞】 最優秀賞1チーム ・ 優秀賞2チーム ・ 審査員特別賞2チーム (計5チーム)

 

学生の声

花田 利睦さん

今回初めて大会に参加しましたが、優秀賞をいただけたことを大変嬉しく思います。何もかもが初めての私にとって、先輩方の真剣に取り組む姿勢から学ぶことがとても多く、私自身も成長出来たと実感しています。今回の発表を次に繋げ、今後も結果を残せるように頑張ります。

 

宮崎 裕一郎さん

ICTを用いて新たな価値を創造することは想像以上に大変でした。何度もアイデアが駄目になり、自信を喪失し、これだけ時間をかけたのに賞をとれなかったらどうしようと不安になる毎日でした。そんな私を支えてくれる先生や仲間のおかげで何度も立ち上がり、賞を勝ち取ることができました。この経験は私の一生の宝物です。

 

老田 晴彦さん

私たちの発表が優秀賞をいただけたのは、発表までの間、いくつもの案を考えてはボツにし、良い発表を目指して、考え抜いた結果だと思います。今後岡島ゼミとして参加する大会も、試行錯誤を繰り返していきたいと思います。

 

教員の声

岡島 成治 准教授
岡島研究室は、自分たちの研究が社会的に意義のあるものを求めています。そこで彼らは、いじめを扱ったトピックを選び、何度も学校の現場に足を運び、現場で起きているいじめの問題を炙り出しました。彼らは、どの出場した班よりも「なぜ?」を探求し努力していたと言い切ることが出来ます。そのおかげで今回彼らは、将来の財産に残る何かを掴んだと思います。

 
岡島ゼミの提案は、「いじめ」という目を背けてはならない社会問題への対応策として非常に印象的かつ、未来への希望を持たせてくれる素晴らしいものでした。今後もブラッシュアップを続け、実現に向けて走り続けられることを期待しています。