【2016年度】山本俊一郎ゼミ 「ものづくり企業合同発表会」

「ものづくり企業」と「山本俊一郎ゼミ」がコラボ。 成果を合同発表会で報告しました!

ものづくり企業の課題解決にチャレンジ

 「ものづくり企業×大学生(山本俊一郎ゼミ) 〜中堅・中小企業と大学生(ゼミ)とのコラボによる課題解決〜」の合同発表会が、1月12日(水)午前10時45分から、D館44教室で行われました。

 このプロジェクトは、大阪市経済戦略局が企画した「市内ものづくり企業と大学生との交流事業」の一環。山本ゼミの学生が3チームに分かれ、大阪市内の「ものづくり企業」3社の現状を調査。それぞれの課題をクローズアップし、解決策を模索・提案しました。

プロジェクトに参加した企業は、
繊維機器や不織布製品を製造販売する「金井重要工業」、
食品包装資材などを製造販売する「木村アルミ箔株式会社」、
ステンレス製バルブ・配管機材を製造販売する「株式会社コンサス」。


 学生たちは、昨年11月から活動をスタートさせ、各企業の経営者に対するヒアリング、業界・企業研究、会社・工場見学、課題設定と検討、中間発表を経て、合同発表会に臨みました。

大学・企業・行政がコラボする先進的ゼミ

 冒頭で山本教授が「学生にとっては、優れた技術を誇る日本のものづくり企業に対する理解を深める機会となり、今後の進路選択の幅が広がる。ものづくり企業にとっては、大学生に自社の技術力をアピールする機会となり知名度を高められる。このプロジェクトにより、学生と企業が相互に成長できることを期待します」と挨拶。


 続く成果発表では、3チームがそれぞれ担当した企業について、現状や、浮き彫りとなった課題、それに対する解決策などをプレゼンテーション。他チームの発表について学生たちから、「思いがけない発想がタメになった」「プレゼンテーション技術の高さに驚いた」「説得力を出すためのノウハウを学べた」などの感想が述べられました。


 続いて合同発表会に参加した3社の担当者が、「心に響いた提案もあり、検討して課題解決に役立てたい。若い人の本音が聞けて楽しい交流となった」。「最終的に良い提案が出来上がり、プレゼンを聞いていて鳥肌が立った。ぜひ実現していきたい」。「しっかりとブラッシュアップされた提案となり、社員では思いつかない発想が面白かった。若い人の意見が刺激になった」などの講評を述べ、学生たちにねぎらいの拍手が送られました。


 最後に合同発表会を聴講した德永光俊学長が「このプロジェクトは先進的なゼミの形であり、企業と行政が一緒になって学生を育てる場を作っていただき感謝している」と、協力企業と大阪市経済戦略局に謝意を示し、「世界は大きな転換期を迎えている。日本らしさとは何かを考えたうえで、若い人たちが新しいコンセプトを発信してくれることを期待したい」と山本ゼミの学生たちを激励しました。