【2016年度】山本・吉田ゼミ「ものづくり企業×大学生 交流事業成果発表会」

大阪市内の「ものづくり企業」4社と交流

学生目線で課題解決にチャレンジ

 経済学部・地域政策学科の山本俊一郎ゼミ、吉田建一郎ゼミの学生が参加した「第2回大阪市内ものづくり企業×大学生 交流事業成果発表会/大阪市経済戦略局」が12月19日(月)午前10時から、G館43教室で行われました。
 この事業は、学生と企業の相互成長を目指したプロジェクト。はじめに山本教授が「大阪市内にはキラリと輝く企業が多いにも関わらず、大学生はその存在を知らず、また新卒社員と企業とのミスマッチによる早期離職などの問題も多く発生している。この事業が企業・学生双方の新たな気づき・発見につながることを期待している」と挨拶。その後、事業に参加した株式会社向井珍味堂、株式会社センショー、株式会社井上模型製作所、鈴木油脂工業株式会社に対し、8チームの学生による発表と質疑応答が行われました。

 11月から当該企業との意見交換、工場見学、企業研究などに取り組んできた学生たちは、各企業の概要や特徴・魅力などを説明したうえで、それぞれの課題や問題点などに対する学生目線の解決策を提示。発表後に、「現場に行かないと企業の魅力はわからないと思った」、「大企業に目が行きがちだが、中小企業にも良い会社があるとわかり勉強になった」などと述べ、ものづくり企業への興味が増したことを報告しました。
 また、参加企業による講評では、「興味深く聞いた。今後の参考にしたい」、「背中を押してもらえた。提案いただいた人材確保戦略にさっそく取り組みたい」、「ホームページを一般消費者にも魅力あるものに作り替えようと覚悟を決めた」、「常に変化し、いろいろな層を取り込まないと発展はないと感じた」など、学生ならではの斬新な発想を評価する感想が多く聞かれました。

 そして最後に吉田准教授が「学生にとって難しい取り組みだったと思うが、この経験を就活に活かしてほしい」。大阪市経済戦略局の担当者は「大阪を支えている、ものづくり企業の良さを学生に実感してもらえたと思う」と述べ、成果発表会を締めくくりました。