【2018年度】「合同ゼミ発表会」開催

「経済学部合同ゼミ」を開催。今年度は11ゼミが参加しました。

  2018年度 経済学部合同ゼミが、7月14日(土)午前9時30分から、D館3〜4階の6教室で開催されました。今回、参加したのは上宮智之ゼミ、梅村仁ゼミ、十河丈晴ゼミ、二本杉剛ゼミ、橋本和彦ゼミ、服部圭介ゼミ、藤井大輔ゼミ、藤原忠毅ゼミ、水野伸宏ゼミ、宮川敏治ゼミ、林明信ゼミの11ゼミ。司会進行やタイムキーパーを、ZEMI-1実行委員の在学生14名が務めました。

 開会式に続いて、A〜Fの6ブロックに分かれて、予選がスタート。上宮ゼミの「HY2」は「先延ばしがもたらす影響」のテーマで、ツァイガルニク効果(続きが気になる現象)を実験で検証。水野ゼミの「チーム水野」は「犯罪率の決定要因」のテーマで、犯罪率に影響する要因の調査により、犯罪を減らす方策を考察。梅村ゼミの「前田・岡田with S」は「なぜ路面電車は存続できているのか阪堺電車(ちんちん電車)」のテーマで、地域における路面電車の必要性と、存続の方策を調査。林ゼミの「レッドスター」は「得点につながる盗塁」のテーマで、プロ野球における盗塁と勝率の関係を調査し盗塁の必要性を検証。藤井ゼミの「チーム快速急行」は「千林商店街になぜ人は行くのか」のテーマで、千林商店街の人気の理由を探り、商店街活性化の施策を提示。十河ゼミの「大谷チーム」は「他人の経験が自分に及ぼす影響」のテーマで、就活や震災に関するアンケート調査により経験談を聞くことの効果を調査。橋本ゼミの「やわせん」は「誰かのためにって意味ある?」のテーマで、他人の頑張りが自分の成果を左右するのかどうかを考察しました。

 予選終了後、各ブロックで1位となった6チームが発表され、昼休憩をはさんで決勝に進出。宮川ゼミ「ジャイロボール」は「家族愛が長時間労働を生む? —働き方改革への提案—」のテーマで、日本で長時間労働が生まれる原因を実験とアンケート調査で分析し、解決方法を提案。服部ゼミ「夢街道」は「What is love? いいねを押すことによる効果?」のテーマで、SNSのいいねボタンを押す押さないによる行動や考え方の変化を、購買や社会貢献などの分野で検証。二本杉ゼミ「チームなりちゃん」は「IN or OUT」のテーマで、アウトドア派はインドア派にマイナスイメージを持っているとの仮説を、実験で検証。服部ゼミ「卒業制作若松」は「ツンデレとデレツンが及ぼす効果?相手の心を鷲掴め?」のテーマで、どうすれば相手により良い印象を与えられるのかをアンケート調査で検証。宮川ゼミ「ウォッチメンズ」は「やめない力を引き出す方法:離職率低下のための処方箋」のテーマで、若者の離職を防ぐため、目標設定の高低による継続率の差を調査。二本杉ゼミ「ピジョット」は「Twitterしてる人やばい説」のテーマで、Twitterとその人の精神状態の関連性を検証しました。
 各チームの発表後の質疑応答では「検証に用いたキーワードは正当なのか」「理論的にはどう考えれば良いのか」「分析結果による結論づけは慎重に」など、審査員から鋭い指摘や質問が飛びましたが、発表チームは堂々と応答し、会場から激励の拍手が起きる場面もありました。

 閉会式では決勝の結果発表が行われ、優勝は服部ゼミの「卒業制作若松」、準優勝は宮川ゼミの「ウォッチメンズ」、特別賞は二本杉ゼミの「チームなりちゃん」が獲得。
 最後に総評として、審査員を務めた教員などから、「固定概念にとらわれず、ZEMI-1ではもっとはじけてください」「目の付けどころが学生らしく面白い」「仮説を検証するには背景のメカニズムも明らかにしてほしい」など、感想やアドバイスが述べられました。