【2019年度】柏原ゼミ 岩手県釜石ゼミ旅行

岩手県釜石ゼミ旅行

柏原誠ゼミ(地方自治・まちづくり)では、2019年12月5~9日の四泊五日の日程で岩手県釜石市を訪れました。
この釜石へのゼミ旅行は、2012年5月と同年11月、以後は毎年11-12月の時期に毎年実施し、これまでにのべ100人以上の学生が参加し、中にはその後も卒業までに何度も現地に足を運び、ボランティア活動や復興まちづくりを考える学生もいます。

今年も仙台までの往復は夜行バス、仙台からは西淀川区の(財)公害地域再生センター(あおぞら財団)主催の「関西×東北復興支援ツアー」に参加し、全国から集まった参加者とともに学びました。現地のガイドは、(一社)三陸人つなぎ自然学校の伊藤聡さん。

1日目は、被災体験を聞きました。報道などでは語られない、被災地の体験に衝撃を受けます。夜は、この地方の伝統芸能「虎舞」を宿の宝来館で楽しみました。
2日目は、ボランティア活動。台風19号で海岸に打ち上げられた流木をノコギリで薪にし運搬する活動を行いました。流木は放置すると暴風時に再び沖に流され、沖の養殖施設に被害を与えるので大事な作業です。夜は地元住民のみなさんと交流。ゼミの学生は、大阪のお好み焼きを振る舞い、大活躍。この夜は、ボランティアの拠点「三つなハウス」で寝袋で寝る体験。

3日目は、鵜住居川を遡り、世界遺産に登録されている橋野鉄鉱山跡(現存する最古の近代製鉄発祥地)を訪問しました。昼ご飯は、ほぼご自身で作られた材料で作られた「峠のカレー」。
 あっという間の3日間、学生にとっては、現地に行かないとわからないことがある、自分は被災地の復興のためになにができるだろうか?を考えるゼミ旅行になりました。

(柏原誠 記)