【2019年度】岡島ゼミ ゼミ生全員統計検定3級に合格

経済学部岡島ゼミ 統計学において最強のゼミである?!

分野を問わずあらゆる学問領域やビジネスなどの実社会で、膨大なデータが保存され活用されています。このビッグデータ時代において、膨大なデータを分析して活用するためには、統計学の知識が必要です。そしてデータに基づいて客観的に判断し、科学的に問題を解決する能力は、仕事や研究をするための21世紀型スキルとして国内だけでなく海外でも重要視されています。

岡島ゼミでは、統計学の知識と活用する力を養うためゼミ生全員が統計検定に挑戦。2020年1月現在、3年生17人、2年生14人の全員が統計検定3級に合格しています。さらに2年生は統計検定2級合格に向けて勉強中。
また「和歌山県データ利活用コンペティション」にエントリーし、NTT西日本賞を受賞するなど、データを分析・活用し、科学的根拠に基づいた政策を提言する取り組みを通じて、統計学を身に着けています。

岡島ゼミの教育
ゼミを指導する岡島准教授に、ゼミの教育方針についてお話いただきました。
 
まずゼミの教育方針は2つあります。1つ目は学生の探求心をくすぐることです。学生は「こんなことが出来るんだ、凄い」と感動した時に、それを「もっと知りたい」と思うはずです。「知りたい」と思えば「学ぶこと」が楽しくなります。そこで学生に「凄い!」と驚き・感動させることに全力を注いで教育しています。
2つ目は小さな目標を一つずつ達成することで、最後に振り返った時には自分でも想像できなかった大きな目標を達成できるということを大学時代に体験をさせ、自信をつけさせることです。大学卒業後、学生は様々な困難にぶつかるでしょう。その時「今まで頑張って目標を達成してきたのだから、自分は出来るんだ」という自信を持って、どんな困難にも立ち向かって挑戦してほしいのです。
そして岡島ゼミの教育には、インプットとアウトプットがあります。インプットでは、統計学とプログラミング知識の習得、英語力の強化、相手に分かりやすい文章を書くための文章術の向上に力を入れています。アウトプットでは、インプットした知識の集大成として実証研究を行い、全国大会で賞を取れるよう日々頑張っています。

学生の声
上田 航平さん(3年生)
岡島先生からゼミで統計の勉強をすると聞いた際は「統計とは何か?なぜ必要なのか?」が分からず、不安の気持ちが大きかったのですが、岡島先生から教えてもらったり、ゼミ生同士で教え合ったりして全員合格することができました。勉強していくうちに、統計学は社会を理解する上で必要な学問であると感じました。もちろんデータが全てとは限りませんし、データとは異なる予想外の出来事も起こりうるとは思いますが、それでもデータ分析をして読み取り、理解する力は社会を理解する力に通ずると考えるようになりました。

米田 裕哉さん(2年生)
統計検定3級では、日常でよく目にするヒストグラムや円グラフなど統計の基礎的な理解を深めます。2級では、さらに掘り下げて回帰分析といった統計分析方法や、分析する際に必要な知識を勉強します。
ゼミでは岡島先生の熱いご指導や、頼りがいある先輩方の熱心なサポートもあって、とても勉強がしやすい環境になっています。合格した時、頑張っただけの達成感も味わえますし、資格としても残ります。就職でも有利になるのでオススメです。

■統計検定とは■
統計に関する知識や活用力を評価する全国統一試験で、日本統計学会公式認定、総務省、文部化科学省、経済産業省、内閣府、厚生労働省が後援している。(統計検定URL:http://www.toukei-kentei.jp/