2020年12月5日(土)に第8回環境経済・政策インターゼミナール大会が開催され、岡島ゼミ(2年)が優秀賞を受賞しました。本大会は環境経済学を専門とするゼミが年に一度集まって行うゼミ論文報告会のことです。参加校は⻘⼭学院⼤学経済学部松本茂ゼミ、⼤阪経済⼤学経済学部岡島成治ゼミ、富山⼤学経済学部⼭本雅資ゼミ、⽴教⼤学経済学部⼀ノ瀬⼤輔ゼミで幹事校は本学が務めました。大会の発表形式は発表20分、質問7分、フロア討論3分となっており、研究成果発表だけではなく、他大学の発表に対する討論も担当するため、討論担当ゼミは事前に担当した発表論文を事前に熟読し、学術的な成果と質問等を当日までに取りまとめました。
受賞テーマは「企業の環境ラベルの使⽤が財務パフォーマンスに与える影響」。この研究は、環境ラベルのみで企業のCSR活動を消費者に伝えるタイプⅠ(第三者認証)・タイプⅡ(自己宣言)が財務パフォーマンスに与える影響について分析したものです。研究の独自性として、タイプⅠのエコマークと企業独自のラベルを使用する多種類のタイプⅡのどちらがより影響するかを調べ、エコマークの審査料政府負担等の政策提言を行いました。
経済学部 岡島先生
今回は岡島ゼミの2回生にとって初めての大会ですが、わずか5か月の間できちんとデータを扱えるようになり、思った通り成長しています。3年生ではISFJ(※)で最優秀論文賞を取ることを目標に、これからは何事も物事を深く考え、分かるまで調べつくすようになってもらえればと思います。
※ISFJ
日本学生政策会議(Inter-University Seminar for future of Japan)
学生が政策提言を行う論文大会で、全国最大規模を誇る。全国の大学生が産官学それぞれの領域から多くの専門家からサポートを受け、論文を作成。12月に行われる政策フォーラムにて政策提言論文の発表(プレゼンテーション形式)を行います。
成井 快登さん
準備期間が短く、様々な問題に見舞われましたが、優秀賞という結果となり嬉しく思います。また、出場するにあたり、岡島先生や半田先生をはじめ、多くの先輩方が協力して下さいました。この場を借りて心より感謝申し上げます。
チェスンヒさん
研究の内容や難しい日本語を使うこと等の困難がありましたが、班員と協力して研究を進めていくうちに楽しめるようになりました。班員と作り上げた研究で優秀賞という結果が得られ、とても充実した時間になりました。
木村 一斗さん
研究発表が初めてだったので、発表や政策提言の甘さ等の課題はでましたが、やり遂げることができて嬉しいです。最優秀賞でなかった悔しさを噛みしめて次の大会に向けて頑張ります。
伊藤 朋香さん
今年度は大阪経済大学が幹事校で、初のオンライン開催。参加校の皆さまや先生方、先輩方からアドバイスをいただき、ゼミ生の協力もあって無事に開催できたことを誇らしく思います。
⻘⼭学院大学#2
テーマ:⽇本のプラスチック製品⽣産量と海洋プラスチックごみの関連性について
⽴教大学#2
テーマ:⼤学⽣を対象としたアンケート調査による望ましいデポット制度の検討―
ペットボトル回収率向上に向けて―
⼤阪経済大学#1
テーマ:企業の環境ラベルの使⽤が財務パフォーマンスに与える影響
⽴教大学#3
テーマ:若者のフェアトレード商品に対する購買意思決定の要因と政策提⾔
富⼭大学#2
テーマ:富⼭県での空き家対策における⺠泊活⽤の妥当性
富⼭大学#1
テーマ:⻑野県と富⼭県のゴミ排出量の違い
⼤阪経済大学#2
テーマ:ごみ減量をもたらす政策についての考察:⼤阪市町村レベルのパネル
データを⽤いた分析
⻘⼭学院大学#3
テーマ:⼀般廃棄物の管理問題
⽴教大学#1
テーマ:ごみ袋有料化政策による家庭ごみ排出量への影響分析
富⼭大学#3
テーマ:富⼭県における⾷品ロス削減政策の効果の有無