「ながさき学生会議」で上宮ゼミ、下山ゼミが最優秀賞などを受賞

※写真撮影時のみマスクをはずしています。

「ながさき学生会議」で上宮ゼミ、下山ゼミが最優秀賞などを受賞

2021年12月18日(土)に開催された「ながさき学生会議」において、上宮ゼミが最優秀賞と優秀賞を、下山ゼミが会場賞を受賞しました。「ながさき学生会議」は、2019年より毎年、開催地あるいはホスト校の所在地の名前を冠して実施※されているもので、昨年に続き、オンライン形式での開催となりました。大阪経済大学からは上宮ゼミと下山ゼミ、長崎大学(ホスト校)の南森ゼミ、島根県立大学の西藤ゼミ、関西学院大学の平松ゼミが参加。4大学の各ゼミはそれぞれの大学の教室から研究発表し、併せて大学キャンパスの紹介や学生生活について意見・情報交換するシンポジウムも行われました。
 
研究発表は各ゼミの専攻に沿った多種多様なものとなりました。発表後、事前に交換したレジュメ、当日の発表の2点について学生たちによる審査が行われ、結果、上宮ゼミの3報告が1位から3位まで独占しました。
最優秀賞を獲得した報告は、信号無視の実験を通じてアダム・スミスとヒュームそれぞれの共感にたいする考え方を比較し、ヒュームの考えをより高く評価するもの。優秀賞は、東淀川区周辺にある大阪大空襲の痕跡をめぐるダークツーリズムを企画し地域振興につなげる可能性を探る報告と『人口論』で示されたマルサスの考えを学べるボードゲーム案を示す報告が選ばれました。下山ゼミも各会場の優秀な発表に贈られる会場賞を受賞しました。
 
シンポジウムにおける大学キャンパス紹介では、学生たちは自分の大学にない他大学の施設に驚いたりすると同時に、自分の大学の良さを再確認しました。また上宮ゼミ、下山ゼミは対面でのゼミ交流が実現し、大学内でも交流。来年はすべての参加ゼミが同じ場所に集まり、直接交流できることを期待する声が聞かれました。
 
※2019年:なら学生会議、2020年:しまね学生会議
 
<発表テーマ一覧>
[第1会場]
大阪経済大学 上宮ゼミ「The Malthus Game〜マルサス『人口論』のボードゲーム提案〜」(優秀賞)
島根県立大学 西藤ゼミ「『1日バス乗車券』を用いた島根県浜田市の公共交通活性化について」(会場賞)
大阪経済大学 下山ゼミ「東京オリンピックを契機としたマイナースポーツの経済波及効果」
関西学院大学 平松ゼミ「対馬におけるワーケーションの提案」
長崎大学   南森ゼミ「大村純忠とキリスト教」
[第2会場]
大阪経済大学 下山ゼミ「関西2府2県における地価形成の要因分析」
長崎大学   南森ゼミ「トーマス・グラバーと幕末の志士―同時代人の評価―」
関西学院大学 平松ゼミ「公共交通機関利用の促進に向けて」(会場賞)
島根県立大学 西藤ゼミ「石見地域の移住定住促進は石見空港の利用促進に繋がるのか」
大阪経済大学 上宮ゼミ「スミスとヒュームの道徳的観点の相違〜信号無視実験を用いて〜」(最優秀賞)
[第3会場]
長崎大学   南森ゼミ「長崎市二代目市長横山寅一郎の地方財政政策」
関西学院大学 平松ゼミ「昆虫食はタンパク質危機を救うのか」
大阪経済大学 上宮ゼミ「大阪市東淀川区周辺地域のダークツーリズム〜都市化の光と影〜」(優秀賞)
大阪経済大学 下山ゼミ「大阪の地域間格差のイメージと実態―統計データからの接近―」(会場賞)