【2019年度】相原正道ゼミ「IR(統合型リゾート)を通じて大阪の未来を考える」

相原正道ゼミ、翌年の提案・発表会へ向けてキックオフ

 スポーツ、エンターテイメントのマネジメントやビジネスについて研究を重ねている相原正道ゼミ(人間科学科)。今年は、「IR(統合型大型リゾート)事業」に関し、大阪府・大阪市が共催する提案発表プロジェクトに参加します。5月21日(火)には、IRの必要性、効果、懸念点とその対策など、提案の前提となる事項について、大阪府・大阪市IR推進局推進グループの職員の方を招き、詳しい説明を聞きました。
 IR(統合型リゾート)はホテル、レストラン、ショッピングモール、エンターテイメント施設や国際会議場、カジノなどを民間事業者が一体的に開発、運営する大規模施設。今後の大阪・関西経済の基幹産業となることが期待されるツーリズム産業にあって、強力な牽引役になると考えられます。大阪府・大阪市は、2025年に開催される大阪・関西万博前の開業を目指し、IRの誘致に取り組んでいます。その中で、本学を含む5大学の経済・経営系ゼミナールの学生たちが、新しいIRの創造・課題探求に向け、独自の視点をもって知恵を絞ります。
 大阪府・市の職員の方からは「学生の皆さんの柔軟な発想を待っています」「社会に出る前に、地域のことを深く考え、自分のこととして考えるきっかけにしてほしい」とのメッセージがありました。相原教授も「せっかくのチャンスなのだから、知識を深め、専門性を踏まえた発表をしてほしい」と激励しました。
 ゼミ生の中田知希さん(3年生)は、「スケールが大きく、夢がある話。ワクワクします。就職活動にも役に立ちそうですね。この機会を通じ、学外のさまざまな専門家の意見を聞いてみたい」と抱負を語りました。ゼミ生たちの発表は来年2月の予定。日頃の学習・研究の成果を踏まえた、ユニークな意見が飛び出すことが期待できそうです。