高齢者の''居場所''だった商店街。
コロナの影響を受けたまちの銭湯でスマホ教室。
スマホ教室を開催する小松商店街の「ゆーとも小松」は、昭和5年創業の老舗銭湯です。商店街では昔ながらの個人商店が年々閉店していくなか、八百屋・豆腐屋・同銭湯の3店の個人商店が残っており高齢者の方々の憩いの場となっていました。
しかしコロナ感染拡大は、対面でのコミュニケーションを大切にしてきたこれらの店や銭湯にも影響を与えました。かねてからゼミ活動の中で健康づくりを通じて小松商店街の活性化の取組を計画してきた学生たちは、気軽に立ち寄れる銭湯を活用して、高齢者のデジタルリテラシー向上とコロナ禍で影響を受けた商店街の応援ができないかと考えました。
学生がマンツーマンでビデオ通話や、写真・動画撮影、
QRコードやYouTubeの使い方など指導。
高井ゼミ2年生が講師となり高齢者に対してマンツ―マンで指導。学生が作成したLINEマニュアルを活用して、ビデオ通話や、写真・動画撮影、QRコードの読み取り方やYouTubeの活用方法などを教えました。受講した高齢者の方からは、「スマホの何がわからないのかすらわからなかったが、学生さんが丁寧に聞いてくれて教えてくれたから助かった」、「今までメールや電話はできたが、写真を送る方法などがわからず困っていた。これからは家族に写真を送るなど挑戦していこうと思う」などの声が聞かれました。