【2019年度】小谷融ゼミ「クラウドファンディングにチャレンジ!」

クラウドファンディング企画発表

 小谷融ゼミの3年生・3班は、クラウドファンディングを活用した活動をめざし、プロジェクトの準備(起案)を進めてきました。そして7月24日(水)F館12教室でそれぞれの企画発表と意見交換が行われました。
1班(6名)のプロジェクトは「鴨川清掃ボランティア講習会を開催し、地域活性化につなげる」、2班(7名)は「昭和の遊びを学童と老人会の皆さんとで楽しむ」、3班(6名)は「東京オリンピックの競技種目に採用されるラクロスを大阪の子どもたちに広める」。

鴨川清掃ボランティア講習会を開催し、地域活性化につなげる

 1班のプロジェクトの対象となるのは、環境保全に対する意識が低いとされる若い世代。鴨川の清掃を、イベントとして楽しみながら行える企画を立案し、目標金額は5万円以上で、リターンはサンクスレター。特別参加の小谷ゼミ大学院生・北野俊博さん(京都府京都土木事務所)から、京都と深い関わりを持つ鴨川の歴史や現状などについても説明がありました。

クラウドファンディングサイトはこちら

昭和の遊びを学童と老人会の皆さんとで楽しむ

 2班がプロジェクトの対象とするのは、近隣の学童と老人会のボランティア。かるたやベーゴマなど、誰でもできる昭和の遊びを通じて、子どもたちと高齢者の絆づくりをめざしています。目標金額は3〜5万円で、リターンはサンクスレター。発表後の意見交換では、他班のゼミ生から「おもちゃ遊びによる子どものケガの恐れ」や「会場設定」などについて質問や提案がありました。

東京オリンピックの競技種目に採用されるラクロスを大阪の子どもたちに広める

 3班がプロジェクトの対象とするのは関西の子どもたち。2028年からオリンピックの競技種目となるラクロスの体験会を開いて、その魅力を知ってもらい、競技人口を増やすことが目的。目標金額は45千円で、リターンはサンクスレター。発表後、「ケガに対する傷害保険の内容」や「参加者の集め方」などについて、他班から質問がありました。

 発表を終えた3つの班は、この日の発表と意見交換を経て、企画をブラッシュアップし、クラウドファンディングサイトへの申請と公開をスタートさせました。
 クラウドファンディングをゼミ課題としたことについて小谷教授は「将来の起業や就職した企業での活動に備えて、資金調達の方策と、その難しさを体験してほしかった」と話し、「最後のツメに甘さはあるものの、みんな頑張ったと思う」と、ゼミ生の奮闘を評価していました。