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経済学部主催講演会「ワインはなぜわかりにくいのか2」開催報告

2019年08月02日(金)

2019年7月20日(土)講演会を開催

 昨年に引き続き開催いたしました経済学部主催講演会「ワインはなぜわかりにくいのか2 ーわかりにくさを操る戦略ー」には、延べ116名(講演会72名、試飲会44名)の方々にご参加いただきました。
 講師は、日本ソムリエ協会ワインエキスパートの資格を持つ鈴木隆芳経済学部教授が担当。鈴木教授は言語学や文化資本の観点からワインと言葉の問題を考え、ワインがなぜわかりにくいかの理由を
1.価値基準が常に更新され、一般の人には追いつくことができないから
2.ワイン支配層の言論が、1の仕組みを利用してワインの価値を賦活
  しているから
など、実例を示し解説されました。
 講演後の試飲講座では、銘柄を隠し、高価なワインとリーズナブルな価格のワインを試飲。どれが高いワインかを当てるゲームを楽しみながら、ワインの価格と味の関係についても考えました。(※ワイングラスは大川酒店さんにご協賛いただきました。)

 今回の経済学部主催講演会の運営には、講師の鈴木教授のゼミ学生27名が、試飲講座で使用するワインの事前試飲およびデータ採取や試飲会前々日のグラスのチェック、当日のテーブルセッティングおよび片付け、講演会での文献資料の朗読といった裏方で活躍、講演会の成功に貢献しました。