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人間科学部 若吉浩二教授×能勢町「能勢っ子!かけっこ!日本一!」プログラム

2019年09月02日(月)

能勢町の子どもたちの運動能力向上をめざして

8月22日(木)午前10時20分より、本学の体育会水泳部員6名が能勢ささゆり学園(能勢小学校・能勢中学校、大阪府能勢町)の小学生に水泳指導を行いました。本学スポーツ文化センターと能勢町が連携で進める「能勢っ子!かけっこ!日本一!」(指導・監修 本学人間科学部 若吉浩二教授)の一環で行われたもので、当日は水泳部員が108名の小学生に水に触れる楽しさやクロール、平泳ぎの基本を指導しました。

低学年、高学年別の盛りだくさんなメニュー

6名の水泳部員の自己紹介に続き、「オノマトペ体操」での準備運動が始まりました。若吉教授が提唱するこの体操は「シュッシュッ」「ギュッギュッ」などと楽しく声を出しながら体を動かすもので、より効果的に身体を動かせる作用があるとされています。続いて、水深の異なる2つのプールに分かれ、水泳の練習がスタート。低学年は、頭まで水に潜ったり、みんなで壁に沿って歩き大きな渦を作る「洗濯機ごっこ」で遊んだりしたあと、ビート板を使ってバタ足の練習を行いました。一方、高学年は平泳ぎやクロールの練習に挑戦。水泳部員たちは泳ぎの手本を見せるだけでなく、苦手な子を見つけると個別に指導するなど、終始きめ細やかなサポートに徹しました。終わったあと、子どもたちからは「楽しかった」という声があがりました。
水泳部キャプテンの樹山仁周さん(経済学部3年生)は、「低学年は元気がよくて、すごく盛り上がりました。高学年は話をしっかり聞いてくれる。もう大人ですね」。最相秀平さん(人間科学部1年生)は、「できるだけ易しい言葉で説明しようと注意しましたが、思った通りに動いてくれないこともあった。子どもたちの指導は難しいですね」と話しました。

海のない能勢町の子どもたちに泳ぐ楽しさを

今回の取り組みについて本学学生部の斎藤裕士部長は、「能勢町さんから声をかけていただき、『子どもの運動能力向上』という課題に一緒に取り組むコラボ企画がスタートしました。水泳部に協力を依頼したのは、海がない能勢町の子どもたちが水に触れる機会を増やそうという考えからです」と地域交流に対する本学の熱意を強調しました。水泳部を迎えた能勢町教育委員会学校教育課の川本重樹氏は「今日の子どもたちは生き生きしていました。普段は接することのない大人との交流は、子どもにとって大きな刺激になります。これからも大阪経済大学の皆さんと一緒に子どもたちの体力増進に努めていきたいです」と、コラボ企画への手応えを語りました。