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PBL型インターンシップを実施

2021年11月18日(木)

8月上旬より9月中旬にかけて、PBL型インターンシップが行われました。このインターンシップは、企業が抱える問題に対して課題解決のプロセスを実践し、就職活動に直結する力を養成することを目的に、昨年度から実施しています。今年度の受け入れ企業は130年の歴史を誇る老舗の出版社である株式会社増進堂・受験研究社。「こんな教育サービスがあったらいいな」をテーマに21名4チームが、新規ビジネスプランを提案しました。9月17日(金)に行われた最終プレゼンテーションでは、「バーチャルオフィス技術を使ったオンライン自習室のアプリ」を提案したチーム「ほうれん草」が最優秀賞に選ばれました。

プレゼンテーションテーマ(発表順)

1.チーム名:ほうれん草
「バーチャルオフィス技術を使ったオンライン自習室のアプリ」
自宅学習が苦手な高校生や担任教員が担任教員が自宅学習状況を把握するためのアプリを提案。オンライン自習室を利用することで、自宅にいながらクラスメイトと一緒に学習することが可能。教員はログインデータから生徒の学習状況を把握できる。
 

2.チーム名:もちくま
「みえるくん」
子どもの学習状況を把握したい小学校高学年の親をターゲットに、オンライン上で学習データを管理できるアプリ。学習データは親に届き、コメントやスタンプを子どもに送ることが可能。わからない点は講師に質問することができる。
 

3.チーム名:SUICA
「学習の道を共に」
経済的に塾へ通うのが難しい受験生をターゲットに、適性診断や学力診断を行い、対象者にあった参考書をおすすめし、さらにその学習をサポートするアプリ。参考書に基づいた学習や試験を受けることが可能。

4.チーム名:NINJIN
「ユニマス ~Unit Of Math~」
中学校の数学で使用する教科書を単元ごとに分けて学習できるアプリを提案。教員が生徒の学習状況を細かく管理できるため、業務時間の効率化に貢献。
 

審査員・ファシリテーターコメント

左:岡田氏 右:越氏

増進堂・受験研究社(NEXT LEARNING Labs主任研究員/新規事業部 課長)
岡田 健志 様
最終プレゼンテーションについて、全チームがターゲット顧客を具体的に想定できていた点は良かったと思います。展開の荒さはありましたが、はじめの一歩として、誰に届けたいのかを示せたのは非常に有意義でした。
世界を大きく変えるようなイノベーションはなかなか起こしにくいですが、一人ひとりの心の中のイノベーションは起こせます。そのことを忘れずに、日頃から感性を磨いていただきたいと思います。
 
ファシリテーター 越 希美江 様
今回のPBLは、最新テクノロジーを使った教育サービスの提案ということで、最新テクノロジーと教育サービス双方の理解が必要で大変だったと思います。提案をするたびに新たな課題が見え、なかなか前に進まないジレンマもある中、学生の皆さんは本当に良く粘り、頑張ったと思います。また、中間発表後からは、取り組むべき優先順位を決める等、チームの話し合いが格段に良くなっていったところなど、随所に成長の跡を感じました。