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[実施報告]人間科学部髙井ゼミの学生らによる「スマホマイスター養成講座」

2022年04月25日(月)

高齢者のデジタル格差解消を!学生がマンツーマンで指導

2022年4月23日(土)に堺市南区にある新檜尾台地域会館で、スマホマイスター養成講座を開催しました。人間科学部髙井ゼミをはじめとした学生たち12名が講師となって、受講者のスマホに関する相談に応えながら使い方を指導しました。
 
はじめのうちは受講者も学生も緊張した雰囲気でしたが、いったん講座が始まるとあっという間に打ち解け、各テーブルから活気のある会話が聞こえてきました。受講者からはスマホで撮影した写真を整理したい、無料wi-fiの設定方法を知りたいなど、次々と質問が出ていました。
これまで東淀川区の在宅サービスセンターや商店街の銭湯などでもスマホ講座を実施してきた髙井教授によると、受講者によって悩みが多種多様なため、スマホ講座は完全マンツーマンにしているとのこと。学生は受講者と話しながら、用紙に質疑応答の内容をメモして持ち帰り、共通した悩みや今後教えていく際のポイントなどを抽出し、講座そのものをアップデートしていきます。
 
受講者からは「とにかく楽しかった。自治会の方に声をかけてもらって参加したが、LINEがスムーズに使えるようになったので、娘に写真とメッセージを送ってみたい」といった感想が聞かれました。
また、講師を務めた学生は「目上の人に教えるのは難しいと予想していましたが、フレンドリーで話しやすく貴重な経験ができました。また、82歳のおじいちゃんがTwitterを利用していたことに驚きました」「高齢者の方々は簡単な操作しかしない・できないイメージでしたが、すぐに使えるスマホの便利な機能を教えたところ、さっそく使用してくださっていたので、とても教え甲斐がありました。さまざまな使い方を教えることで、今後のデジタル格差を埋めていけるのではないかと思いました」と講座の手ごたえだけでなく、高齢者に対する認識の変化について話していました。