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「2022年度教員表彰式」を行いました

2023年01月05日(木)

教員表彰式 概要

202315日(木)本学にて、教職員の新年互礼会・永年勤続者表彰に引き続き、「2022年度教員表彰式」を執り行いました。

教員表彰制度は2018年度より創設されたもので、過去3年間の教育・研究等の実績に基づき、学術上顕著な業績または教育上特に功労があった教員を表彰する制度です。今年度は、情報社会学部・人間科学部より各1名ずつ、計2名が選出されました。

表彰式では、山本学長より受賞者の発表と授賞理由の説明があったのち、藤本理事長より表彰状が受賞者に手渡されました。受賞者のみなさまのさらなるご活躍を期待しています。

【受賞者】中村 健二 教授(情報社会学部)

【授賞理由】

一点目に、教育・学生支援活動において、ゼミ教育で工夫を重ね、高い実績をあげている。多くのゼミ生をビジネスプランコンテストに挑戦させ、その結果「キャンパスベンチャーグランプリ大阪」で近畿経済産業局長賞を受賞する等、過去3年間で13件もの賞を獲得した。また、学部学生を指導して学会発表を行い、学部学生が第82回情報処理学会全国大会で大会学生奨励賞を受賞している。このように、創意工夫により効果的なゼミ教育を行った。

二点目に、研究活動において、過去3年で学術論文(査読有)24件、学術論文(査読有国際会議)1件、学術論文(研究会等)27件、学会発表(国際会議報告)2件、学会発表(国内学会報告)18件の発表を行い、精力的に活動し研究分野における学術の発展に寄与した。企業とともに共同研究した成果について新たに特許出願を11件行い、また過去に出願していた特許6件についても認められ権利化された。

三点目に、社会貢献活動において、民・産・官での連携事業に積極的に取り組み、外部資金獲得(研究助成等4件、企業との共同研究・委託研究等34件)により研究環境を著しく向上させた。静岡県、日本インシーク社、日本工営社との共同研究(静岡県「スマートガーデンカントリーふじのくにモデル事業」のデータ利活用に関する共同研究およびインフラDXの基盤となる3次元データ利活用環境の整備に関わる共同研究)では、各社と大経大との間で共同研究契約を別途締結した。また、前田道路(株),三菱電機エンジニアリング(株)との共同研究(「建設機械搭載型レーザスキャナによる土工・舗装工事のリアルタイム出来形管理の実現」)の成果により、国土交通省の令和2i-Construction大賞【優秀賞】を共同受賞し、土木分野における権威ある賞を受賞した。

【受賞者】相原 正道 教授(人間科学部)

【授賞理由】

一点目に、権威ある賞として、2021年度の文部科学大臣表彰 科学技術分野理解促進部門を受賞した。この受賞は、2019年から採択された科研費研究(研究代表者)の一環として執筆した論文が評価されたものである。スポーツ社会科学系の研究者としては初の受賞であり、研究分野における学術の発展に寄与したとも言える。

二点目に、上記のような成果や、東京オリンピック・パラリンピック招致活動(20162020年)を2度実践してきた実績・成果を活かして、学外での講演・メディア出演等を積極的に行い、社会的に評価されている。2019年には、第59回北海道体育学会で招待講演を行った。また、東京オリンピック・パラリンピックの開催が世間から注目を集める中、ニュースの解説者としてABC放送、関西テレビ、ABCラジオなどの在阪局に連日出演した。研究成果に基づいた分かりやすい解説が評価されているものと考えられる。

三点目に、国内外を問わない幅広い研究活動を行いながら、外部委員等重要な役職を歴任している。グローバルな研究活動としては、オリンピックレガシーに関する研究論文の執筆や、国際クーベルタン学会での研究発表を行い、スポーツ科学の発展に寄与した。そのような実績に基づき、外部委員として、大阪府市「都市魅力戦略推進会議」委員兼スポーツ部会長、大阪市スポーツ振興政策検討有識者会議委員長、大阪市教育委員会「部活動のあり方委員会」委員、大阪府「日本万国博覧会記念公園運営審議会」委員などを務め、国際的知見等から大阪行政に多大なる貢献をしている。