楽しみながら学びを深めた防災知識
散走コンテストに参加した留学生は、さらに学びが深まったと感想を述べていました。
「中国では防災訓練を経験したことがなかったので、防災倉庫について知れたのが興味深かったです。コンテストで自分の防災意識が高まったので、他の留学生にも安心して日本で過ごせるように、これからも防災イベントに関わりたい」(張倩さん)。
「防災用具を見たのも使い方を知ったのも初めて。自分でも使えそうだと思えて、さらに災害への不安が減少しました。楽しい交流と学びができたので、より多くの留学生や日本人学生にも参加してもらえるイベントを続けたいです」(曹瑞芳さん)。
今回のイベントで日本の防災知識に初めて触れたという、曹雲彤さん(人間科学部2年)は「日本は地震が多くて不安も感じていましたが、これまで防災の知識はありませんでした。今日は避難場所などについて知り、災害の時にどうすればよいのか少し分かって良かったです。味噌汁が美味しくて炊き出しも楽しかったです。このようなイベントがあれば次も参加したいと思っています」と笑顔で語りました。
髙井教授は「留学生にとって、地域を知り、人々と交流できるイベントは貴重な機会。皆で助け合って本当の意味で豊かな暮らしができるようになってほしいと願っています。一過性の取り組みで終わらせず、例えば〈防災カフェ〉の開催など、持続的な活動を行っていきたいと考えています」と話しました。
防災について学び、地域の方々とも楽しい時間が過ごせた「防災ピクニック」。留学生たちにとって、得るものが多いイベントとなったに違いありません。