2021/8/25②

2021/8/25②

株式会社伍漁福の山中社長にインタビューしました②(インタビュー編)

はじめまして!大経大登録養成課程3期生の「いたさん」です。

 

料理人ではありません。ずっとIT業界で働いていました。

ただし、旨い料理と日本酒の店を探し回るのが好きです。早く北浜を探検したい!

大経大登録養成課程は、演習(座学)と診断実習から構成されています。

演習は、確かにグループ討議が主なのですが、先日、経営者がご講演される授業がありました。

経営者の理念・哲学を通して、診断士の在り方を考える。

こんな貴重な機会を得られるのは、大経大の登録養成課程ならではのことではないかと思います。

お話は、珍味業界で異彩を放つ、株式会社伍魚福の山中社長で、更に講演後にインタビューもさせていただくという、ありがたい機会もいただけました。

今回は、前回の講義編に続き、インタビュー編をお届けします。#伍魚福さんの珍味はどれも吟醸酒に合いますね!

 

<質疑のやりとり>

いたさん)伍魚福に入社後、営業を担当されましたが、将来の社長に
なる方として、帝王学のような教育を受けながら活動されたのでしょうか?

山中社長)特になかったです。社長をするんだろうなという感じでした。

いたさん)お手本にした、会長(先代)以外の経営者は?

山中社長)川越胃腸病院の望月院長先生です。経営品質賞を受賞して
いる病院で、先生の書物は大変勉強になりました。

いたさん)社長のご子息は、社長の子ども時代のように「自分が後を
継ぐ」という意識を持たれているんですか?

山中社長)たぶん、持っているんじゃないのかな。

いたさん)クレドを外にも配られているのですか?

山中社長)クレドを外部の人にも配るのは、外から監視してもらう
意味合いを込めてそうしています。そうすれば、社員が
聞かれ、覚えるしかなくなります。「クレドの伝道師」に
ついてはこれからどうするか考えています。

 

<所感>

私が質問したのは3問ほどで、ほとんど、社長と「ふじふじ」とのやりとりを聴いていました。

2代目という宿命を背負いながら、汗と涙の苦労の日々もあったのだろうと思います。しかし、それを表面に出されることなく、また、自分の功績を自慢げに話すこともなく受け答えをするお人柄に共感いたしました。

お手本にしている経営者として、有名経営者の名前を出されるかと想像していたのですが、全く別業界の方の名前が出てきたのは意外でした。

良いと思ったものは何でも受け入れる社長の謙虚さに感服いたしました。

クレドを大切にし、社内に浸透させようとしている取り組みを聞いて、「社長は、現場は部下に任せて、風土づくりが本来の仕事やな」と改めて感じました。講演・インタビュー前は、「どんなお偉いさんだろう」と不安と緊張でしたが、えらそばる(大阪弁で「偉そうに振る舞う」)様子もなく、上から視線でもなく、誠実なご対応で本当にありがたく感じました。