★登壇者:1期生 山本大介さん
(1)診断士になる前となった後との仕事の違いについて
診断士になる前:IT導入支援の仕事と行政書士。
診断士になった後:以前の仕事については新規の案件は増やさず、診断士の仕事を増やしていっています。今は養成課程の先生方からの紹介で再生案件や補助金申請の際の事業計画立案支援などの仕事に従事しています。
(2)スケジュール調整が一番大切
養成課程で一番忙しくなるのは秋からです。1年間通うにあたって事前にHPで確認して、自身のスケジュールを調整しておくことが大切です。
(3)診断士は食べていけるのか?
志願者の皆さんが一番関心のある話だと思います。今少なくとも私の周りはそれなりに食べていけている方ばかりです。診断士は仕事の幅が広くて、どこを目指すかによって競争率が変わります。例えば、商工会議所の相談員などの仕事はとても競争率が高くなります(100倍近くになることも!)
また、大阪の場合事業再生や経営改善などの仕事は、今需要が高まっていますが、まずベテランの先生のところに話がいきます。しかし当然先生一人で全ては引き受けられないため、その先生が任せられると思った人に紹介があるわけです。この場合は倍率ではなく、その先生にまず自分を知っていただいているかが重要になります。養成課程は自分の能力を高めつつ、1年かけて自分を知ってもらえる、プレゼンできる場でもあります。
あとは、信頼して紹介して頂いた仕事を、きちんとやり遂げることが何よりも大切であり、それが次の仕事につながっていきます。
皆さんご自身が周りを見て評価するのと同じように、皆さんの養成課程での過ごし方は先生も同期も見て、心の中で評価しています。1年間真剣に取り組んでみてください。きっと得られるものは大きいはずです。
(4)養成課程と2次合格ルートとの違い
2次合格:診断士登録後は人脈構築のために研究会に入るなど、様々な
活動をされています。ネットワークを構築するには、それなりの時間を要されているようにお見受けします。
養成課程:在学中から先生方とネットワークができるため、スタート地点が変わります。
(5)大経大養成課程の優位点について
1年で修了できることが一番の優位点だと思います。修了に2年を要する他の養成課程と比べて「1年長く」診断士として仕事ができます。
診断士になってからのキャリアが長くなってくると、養成課程と2次組との違いはなくなり、そこからはあくまでも自分の力次第です。それでも、スタート時点でアドバンテージがあることはメリットだと思います。
※山本さんは、受講生ブログ「養成課程修了生さんを訪ねて第4回」にご登場いただき、養成課程で学ぶ姿勢をお話くださっています。