2022/11/26

皆様、ご無沙汰しております! ブログ部部長の谷川です。

更新が滞っていましたこと、お詫び申し上げます。
 
我々4期生は、無事全ての演習と実習を終了し、終了面接も完了して卒業式を待つだけとなりました。今日は、昨年10月末から実施された、3回目の実習「経営戦略策定実習1」のレポをお送りします。
私の班の担当講師は横山武史先生で、実習先は大阪市内の産業用機械メーカーでした。横山先生は、演習の時に「コンサルタントの思考法」を担当され、ピラミッドストラクチャーやロジックツリー、MECEを教えて頂きました。実習でどんなロジックツリーを展開しなければならないかと、少し心配しながら第3回の実習はスタートしたのでした。
 

横山先生の実習、講義のパートが充実していました!

 過去2回の実習では、担当講師のスタンスは「自由に診断書書いて下さい」で、細い指示は無く、実習生のペースで進みました。横山先生のやり方は、実習の最初の時間と最後の時間に必ず講義が入ります。ここで教わった経営戦略の考え方は、本当に為になりました。
 今までの演習、実習でも、経営戦略は基本的に提言チャートとバランススコアカード(BSC)とSWOT分析を中心に取り組んできました。このBSCが製造業に向かないという欠点から、演習中から個人的に腹落ちしていませんでしたが、横山先生から戦略的マーケティングの作成フローを教えて頂きました。
 結果、我々の班は経営戦略が最後まで二転三転しましたが、最後はシンプルに市場浸透戦略と新市場開拓戦略に纏まり、スッキリしました。

横山先生の個人指導(通称ダメ出し!)は、最後まで続きます!

 横山先生が、これまでの担当講師と違うのは、なんと言ってもダメ出しの多さです!(すみません、褒め言葉です!!)私も含めてメンバー全員、診断報告書の内容は、何度もダメ出しされて、その都度何が駄目なのか、懇切丁寧に説明頂きます。そのため、今回は診断士として考え方のスキルが上がった気がしています(気のせいでは無いと信じたい!笑)
 個人的には、第1回目の社長面談の時の注意点と、最終日のプレゼンの仕方の指導が、一生物だと思っています。私も含めて、第1回の面談前に、聞き漏らしが無いように、いつも通りに準備を進める我々に、「君らは社長の記者会見をやるの?」と議事進行を遮られました。
 先生曰く、社長面談時には、社長は何を言われると喜ぶか?何に力を入れて経営しているのか?、それを深く考えて、社長の心に刺さる質問をするべきと教わりました。他の社員と社長では質問のレイヤーが違うということを教わり、事前に家で必死にパンフレットやHPを読み込んで、社長が何に力を入れてきたかを想像して質問を準備した甲斐があり、当日は社長の琴線に触れた様で、良い雰囲気で第1回の社長面談を終えることができました。
 最終日のプレゼンの練習でも、現状分析で出来ていない事に苦言を呈する時「〜と思われます。〜の恐れがあります」とやんわり指摘しようとする私に、「自信をもって断言しなさい」と指導頂きました。
 間とスピードの強弱を付けることと、「後程ご確認下さい」と診断書の下線はNGだとも指導頂きました。何はともあれ、情報の整理整頓の大切さと、情報を入れるボックスとアウトプットのボックスを分けて準備してヒアリングする方法を教わりました。
 1回目の社長面談と、最後の社長宛プレゼンのやり方を丁寧に指導頂いたので、診断の入口と出口のノウハウを教わったと感じており、診断士一生物のスキルとして重宝したいと思います。
 我々4期は、このまま第4回実習(経営戦略策定実習2)に突入します。横山先生から教わった数々のスキルを活かして、精一杯頑張りたいと思います。