ポイント3.尊敬できる先生や仲間が多数存在する
入学当初は、本当に不安だらけでした。まわりの同期が優秀すぎて、自分のレベルの低さが露呈するのが怖くて、何をするのにもビクビクしていました。しかし、一か月も経たない内に、不安は解消されました。講義だけでなく、グループディスカッションや、皆の前で発表する機会が何度もあるため、失敗することや、わからないことが悪い事ではないと気づいたからです。
24名の同期は、年齢も性別も、これまでの職歴も、資格取得を目指す動機も全て異なります。多様なメンバーと密に接することで、それぞれの個性や優れた能力、自分に無い能力や考え方に触れることで、多様な視点や考え方を学ぶことができます。逆に、今までは自分では当たり前にできていたことが、実は人よりも長けている能力であることに気付けたりもします。
異なる考え方を否定するのではなく、お互いに様々な考え方や価値観を柔軟に受け入れることで、信頼関係が構築され、同期間での相乗効果が生まれているのではないかと思います。
講師の先生方も、専門知識の提供だけでなく、中小企業の社長との向き合い方や、中小企業診断士としての心構えをしっかりと指導してくださいます。すでに中小企業診断士として、長らく実務に携わってこられた講師の先生方のリアルな体験を聴けることも、養成課程ならではの貴重な機会ではないかと思います。講師の先生方の得意分野やスタンスもまちまちで、同じ内容であっても様々な角度から学べることで、より理解が深まっていくのを感じています。
養成課程の先輩方によるサポーター制度も有難いです。講義内容に関する質問に限らず、実際に中小企業診断士になられてからの具体的なお話が身近に聞けるので、卒業後の活動についても不安が解消され、大変助かっています。
余談ですが、養成課程が始まってから、同期と酒を飲みに行かなかった土日は数えるほどしかありません。それくらい仲が深まっていきます。入学の2月から今日まで大変な日々でしたが、終わりが近づくにつれ、寂しさを感じるようになりました。残りは実務実習だけですが、最後までしっかり取り組みたいと思います。