経営者の理念と事業への想い

経営者の理念と事業への想い

担当講師:太田一樹

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目標
中小企業診断士として活躍していくには、経営者の経営哲学や理念、ビジョンを理解したうえで診断・助言を行うことが必要である。そこで、活躍されている経営者を招聘し、経営哲学や理念、ビジョンを語っていただき、「経営の精神」ともいえる経営者の基盤の重要性について学ぶ。この理解がないと現場に経営理論やフレームワークを適用しても絵に描いた餅になる可能性がある。この演習を通じて中小企業診断士のクライアントに対する役割とは何か、社会的な責任とは何か、などについて自ら考える機会とすることを目的とする。
準備学習
経営者の自伝に目を通し、「経営者の役割と責任とは何か」「経営哲学や理念、ビジョンなどの経営の精神にとって重要なものは何か」などについて検討すること(日本経済新聞社『私の履歴書』などを参考)。また、「中小企業診断士の役割と責任」についても検討すること。
評価方法
・レポート60%(事前と事後の2種類)
・授業への貢献度40%(発表内容や議論への参加度合いを評価)
演習の構成
(標準時間)
1.準備学習の内容(宿題)について、太田から既存研究を紹介した後、グループディスカッションを行い、共通の問題意識を共有する。(1時間)
2.経営者にご登壇いただき(場合により複数名)、経営哲学や理念、ビジョンなどについて語っていただく。ケーススタディの一つとして学ぶことになる。(1.5時間)
3.グループディスカッションでの議論を踏まえ、講師(太田)のコーディネートの下に、経営者とディスカッションを行う。(0.5時間)
学習のポイント
1.経営哲学や理念、ビジョンなど「経営の精神」の重要性について学ぶ。
2.現場における経営理論やフレームワークの適用可能な条件について考える。
3.中小企業診断士のクライアントに対する役割や社会的責任について考える。
留意点
・準備学習した内容について事前にレポート作成し提出してもらう。
(A-4様式で2枚程度。授業開始日にペーパーで提出)
・また、演習後にもレポートを作成して提出してもらう。(授業中に指示)
・準備学習で検討した内容を参照しながら、経営者の話を聞き、積極的にディスカッションに参加すること。
教材講師作成のオリジナル教材
その他留意事項ご多忙な経営者に、時間を捻出していただき、ご出講いただく予定である。受講生はもちろんのこと経営者のとっても有意義な時間になるように、積極的な姿勢で参加していただきたい。