流通業経営診断実習

流通業経営診断実習

担当講師:小林俊文、原伸行、山本公平

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実習の目的
中小流通業の経営について、総合的に現状を把握することにより経営改善課題を抽出し、課題解決のための重点部門毎の具体的な解決策を策定することを通し、指導・支援・アドバイスできるコンサルティングスキルを修得する
実習の目標
1.担当する部門(項目)毎に、①現状分析→②問題点構造化→③課題抽出→④課題構造化→⑤具体的解決策検討、という一連のプロセスを理解し、進めることができるスキルを修得すること。
2.重点部門毎に、検討された解決策について、現状の組織能力、実行力を考慮するとともに、総合的に調整し、実現可能性、効果性の高い総合的な経営改善実行計画を策定できるスキルを修得すること。
準備学習経営診断Ⅰ演習で、自分が苦手とした単元の復習をしておいて下さい。
評価方法登録養成課程受講者修得判定基準に関する内規による。
実習の構成
(標準時間)
1.企業・環境把握 (7.5時間)
2. 店舗視察、ヒアリング等による現状分析【企業訪問】(15時間)
3. 診断・総合提言のまとめ
  個別経営課題の改善計画策定(31.5時間)
4. 最終報告【企業訪問】(7.5時間)
5. 反省・講評(3時間)
学習のポイント
・全社的に現状分析を行い、的確な経営資源の棚卸、また経営課題を抽出するスキルを修得する。
・特に顧客アンケート等流通業特有の調査を実施し、効果的な調査方法等を修得する。
・現状分析-経営課題抽出-ソリューション計画というフローを論理的に整理するスキルを修得する。
・経営課題の解決を図るための個別経営課題(オペレーション機能を中心とする)の改善計画書を策定する。
留意点
・受講生全員が各種調査を実施する。
・現状分析(定量・定性)を重要視する。
主要アウトプット
・経営診断報告書(経営全般についての現状分析、問題点構造化、重点課題の抽出)
・個別経営課題(重点診断事項)の改善計画書