経営戦略の形成

経営戦略の形成

担当講師:山本公平

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目標
経営戦略の体系的理解とそれを踏まえた戦略策定
1.経営戦略の理論を体系的に学習し、その整理ができること。
2.経営戦略を策定するための適切かつ必要な情報収集と分析ができること。
3.分析結果を踏まえ、論理的なステップで有効な経営戦略を導き、それをわかりやすく伝達できること。
準備学習1次試験対策で学んだ経営戦略のテキストを読み返すことで、概念整理を行っておく。
評価方法
・ケースメソッドへの取組姿勢40%(事前課題への取組や、当日の議論への参加度を評価。)
・レポート・発表内容30%(ケース課題の理解度を評価。)
・受講態度30%(授業全般への取組姿勢を評価。)
演習の構成
(標準時間)
1. 経営戦略の概念と体系(3時間)
2. 製品市場戦略と多角化(3時間)
3. 企業外部の経営環境に基づく戦略(3時間)
4. 企業内部の経営資源に基づく戦略(3時間)
5.ケースメソッド1社目ディスカッション(4時間)
6.ケースメソッド1社目解説・講評(2時間)
7.ケースメソッド2社目ディスカッション(4時間)
8.ケースメソッド2社目解説・講評(2時間)
学習のポイント
経営戦略の定義、階層別戦略、競争地位別戦略、経営戦略の策定について学ぶ。
企業成長に伴う新製品開発、市場開発、新事業開発等の戦略策定について学ぶ。
企業の外部環境を分析し市場参入を図るポジショニング・アプローチと、顧客価値創出により競争優位を獲得する価値連鎖について学ぶ。
企業が経営活動によって他者には真似のできない独自の経営資源を獲得する資源ベース・アプローチと知識創造戦略について学ぶ。
2社のケースメソッドによって、これまでに学んだ経営戦略理論を経営診断において実践的に活用するための手法を学ぶ。
留意点
ケースメソッドのケースを事前に配布するので、配布資料を熟読し、ネット等によってケース企業の業界分析等外部環境をリサーチしてケースメソッドに参画することが望ましい。
教材講師作成のオリジナル教材
その他留意事項
参考図書
井上善海、佐久間信夫『よくわかる経営戦略論』、ミネルヴァ書房、2008年。
榊原清則『経営学入門[上]第2版』日経文庫、2013年。