マーケティング戦略(流通業)営業マネジメント

マーケティング戦略(流通業)営業マネジメント

担当講師:太田一樹

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目標
・消費財やサービス分野におけるマーケティング戦略の策定とそれに則した具体的な販売政策の提案ができること。
・流通業の特徴に適したマーケティング戦略策定のための的確な分析ができること。
準備学習
・使用教材『マーケティングをつかむ(新版)』の事前通読。
・「経営戦略論」とも関連が深いので、第1次試験 企業経営理論の「経営戦略」の分野を復習しておくこと。
・各回の受講に必要な事前準備や提出物がある場合には、必ず実施すること。
評価方法
・レポート60%
・授業への貢献度40%(発表内容や議論への参加度合いを評価)
(注)コロナ感染拡大などにより遠隔授業に切り替えた場合、数回レポート提出をしてもらい授業の貢献度を評価する。
演習の構成
(標準時間)
1.マーケティングの基本概念
 ①マーケティング志向の経営(1時間)
 ②財の特徴とマーケティング(1時間)
 ③マーケティングの4Pと7P(1時間)
 ④マーケティング戦略の体系(1.5時間)
2.戦略策定のための分析
 ①リサーチの種類と方法論(1.5時間)
 ②マーケティングの分析手段と活用法(1.5時間)
 ③ケースを使用した分析の演習(1.5時間)
3.戦略の策定、具体的提案の策定
 ①マーケティング・ミックス戦略(2時間)
 ②サービス業のマーケティング・ミックス戦略(2時間)
 ③マーケティング理論と適用方法(3.5時間)
4.発表・講評・振り返り(1.5時間)
学習のポイント
・マーケティングの意義と役割を理解し、マーケティング戦略を立案・実施するための概念枠組みと活用方法について学習する。
・戦略策定のために必要となる的確な分析方法を学び現場で適用できる能力を涵養する。具体的にはリサーチ方法(1次データや2次データ)の特徴、メーカーや卸売業、小売業においてよく使用される分析方法を学び活用する。
・市場細分化、ターゲッティング、コンセプトポジショニング、マーケティング・ミックスの具体的内容についてケースを用いて学習する。また、自らが意思決定できる応用能力を涵養する。
・発表 - 講師講評 - 振り返り
留意点
・グループワーク、ディスカッションを中心に事例分析を進める。グループワークの演習も兼ねているので、リーダーや書記、タイムキーパーなどの役割分担を決めて、生産性の高い討議をすること。
・受講生の知識レベルに応じて、授業順序や内容を若干変更することもある。
教材
・黒岩健一郎・水越康介『マーケティングをつかむ(新版)』有斐閣
・流通業のマーケティングを修得するに適したテキスト(「リテールマーケティング」など)も紹介する。
・当分野で学んでおくべき古典的事例の他に、中堅・中小企業の事例、および中小企業時代の事例などを数社取り上げる。
例:USJ、アート引越しセンター、ワタベウエディング、アイリスオーヤマなど。
その他留意事項・本講義では受講者による主体的な参加が求められる。具体的には、事前購入の文献の事前解読や講義内でのケース討議・分析、プレゼンテーションやレポーティングを求める。