目標 | 1.創業者としての必要な知識・資質を理解して、評価・支援できること 2.あらたな顧客価値を創造して、事業を構築する創業者を支援できること 3.創業者が構築したビジネスモデルを診断、再構築の支援ができること |
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準備学習 | 第一次試験 企業経営理論の「経営戦略論」の分野を復習しておいてください。 |
評価方法 | 終了レポート 70% 日々のレポート 30% |
演習の構成 (標準時間) | 1、創業・ベンチャーの定義 ①創業・ベンチャーの意味づけ(1.5時間) ②創業者の発揮能力(1.5時間) 2、事業化へのステップ(1.5時間) ①ビジネスモデルとは何か ②事業化へのステップ 3、事業計画への展開(3時間) ①事業計画の概要 ②事業計画における考え方 ③事業の骨格の整理 ④事例研究 4、ビジネスモデルの構築 ①(BSCに基づく)ビジネスモデルの構築(1.5時間) ②顧客の視点(1.5時間) ③業務プロセスの視点(1.5時間) ④リーダーシップの視点(1.5時間) ⑤学習と成長の視点(1.5時間) ⑥財務の視点(1.5時間) ⑦事例研究(1.5時間) 5、中小企業診断士の役割 ①ビジネスモデル構築支援(1.5時間) ②事例研究(1.5時間) |
学習のポイント | ・創業およびベンチャーの定義を認識するとともに、事業を創造する意味、特に、ベンチャーとして事業を創造する意味について学ぶ。 ・創業者が持つべき発揮能力(コンピテンシー)について学ぶ。 ・創業・ベンチャーにおけるビジネスモデルの特徴を学ぶ。 ・事業化に向けた基本ステップを学ぶ、その中で、アイデアを事業化するために必要な「創業者が保有する資源のありよう」を学ぶ。 ・創業・ベンチャーが事業として成功するために必要な「事業計画の概要」および「事業計画を策定するうえで重要となる考え方」を学ぶ。 ・創業・ベンチャーが事業として成功するために、重要な「事業計画の内容」をBSC(バランス・スコアカード)の視点から学ぶ。 ・一方、「事業計画」は、作成することがゴールではない。事業を展開していく中で、予期せぬことに遭遇した時、どのように適応していくのか、リーダーとしての決断が重要となる。 ・また、立派なビジネスモデルが構築されても、CFが枯渇すればビジネスとして成り立たない。財務の重要性を学ぶ。 ・あらためて、創業・ベンチャーのビジネスモデル構築支援をおこなう中小企業診断士への期待と役割について整理する。 ・事例研究を通じて、総合的なビジネスモデル構築支援のありようを学ぶ。 |
留意点 | ・診断士として、創業支援、ベンチャービジネス支援の価値を理解する。 ・創業者の特性を理解する。 ・創業・ベンチャーにおけるビジネスモデル構築と通常のビジネスモデル構築の差異を理解する。 ・初めて事業をおこなう創業者に対応する姿勢・視点・注意すべき視点を理解する。 ・創業・ベンチャーに対する事業計画策定支援の特殊性および支援の要諦を理解する。 ・事例研究は、実際の相談、支援事例を中心におこなう。 ・中小企業診断士の立ち位置・立ち居振る舞いを理解する。 ・実際の事業計画書をもとに、支援の実態を研究する。 |
教材 | ・コンサルティングの基礎(太田一樹、福田尚好著 出版社:同友館) ・我が社は、なぜ顧客から選ばれているのか(小野知己著 出版社:かんぽう) |
その他留意事項 |