2025年1月23日(木)

経済学部客員教授講演会

資産選好と先進国病

 1980年代末のバブル崩壊以降、日本は長期不況に入った。その後の各政権は財政拡大や成長戦略によって景気回復を図ったが、ほとんど効果がなく、株価や地価は上がっても経済停滞は続いている。本講演では、「資産選好」(人々のお金を貯めたいという欲望)の考え方を使って、日本経済が陥った長期不況、資産バブル、格差拡大などの現象を説明し、望ましい経済政策について考察する。

 

【日時】2025123日(木)9:00-10:45

【講師】小野善康 氏(大阪経済大学経済学部客員教授)

【場所】D10教室

【形式】対面(オンライン配信・アーカイブ配信は無し)

【申込】https://regist11.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=nhm-ncldl-45b722e50d96e7b41eb538084715904f

 

【専門分野】マクロ経済学 国際貿易 産業組織

 

講師略歴

小野 善康 氏

1973年 東京工業大学 工学部 卒業

1979年 東京大学 経済学研究科博士課程修了 経済学博士

1979年 武蔵大学 経済学部 専任講師 助教授(1981年)

1980年 ロンドン大学LSE 客員研究員

1984年 大阪大学 社会経済研究所 助教授 教授(1990年)

1985年 プリンストン大学 客員研究員

1991年 ブリティッシュ・コロンビア大学 経済学部 客員教授

1993年 世界銀行 客員研究員

1999年 大阪大学 社会経済研究所 所長

2010年 内閣府 本府参与 経済社会総合研究所所長 

2016年 大阪大学 社会経済研究所 特任教授(~現在)

2024年 大阪経済大学 経済学部 客員教授(~現在)