(1)1640年代のアイルランド内戦(カトリックの反乱)の研究を、ヨーロッパ近世国家の特徴である「複合君主政」と「信教国家」という観点から、一方でブリテン諸島における内戦(三王国戦争)、他方で宗教改革後のヨーロッパ世界レベルでの宗派対立という二つのコンテクストにおいて、今後も継続していくつもりです。
(2)20世紀前半にドミニオン(イギリス帝国自治領)として成立したアイルランド自由国の研究を、イギリス(連合王国/イギリス帝国・コモンウェルス)との関係において、自由国成立前のアイルランド・ナショナリズムの動向も視野に入れつつ、今後も継続していくつもりです。