上宮 智之(経済学部教授)

上宮智之所員

〔専門分野〕 経済学史
 
〔最終学歴〕 関西学院大学大学院経済学研究科博士課程後期課程修了
 
〔取得学位〕 博士 
 
〔研究業績〕 本学のデータベースはこちら
 
〔最近の動向〕
(1)19世紀末から20世紀初頭の日本における経済学普及
 イギリスをはじめとする西洋の経済学を学んだ明治期の日本人留学生らは、帰国後、経済学の紹介・普及に取り組んだ。現在は、こうした留学生であった小野英二郎・添田寿一・日野資秀による経済学普及活動の解明に取り組んでいる。あわせて、小野英二郎が1890年にアメリカで発表した論文の翻訳も進めている。
(2)大阪経済大学および日本経済史研究所史資料の整理・分析
 大阪経済大学および日本経済史研究所には、経済思想史・大学史に関わる史資料が保管されている。そのうちの1つである黒正巌による河上肇「経済学史」講述ノートの一部を翻刻し、『経済史研究』29号に発表した。今後も引き続き、同ノートの翻刻作業にあたる予定である。
 
2025年度中に以下を公刊した。
1)「「性の貴族制」から条件付き競争へ:エッジワースにおける女性労働論の思想的変容」、柳田芳伸・原伸子編『経済学者たちの女性論:ジェンダーの視点で経済思想を問う』昭和堂、2025年11月、第7章所収。
2)「エッジワースと日本人経済学者:明治・大正期における多層的学術交流」『経済史研究』29号、123–151頁、2026年1月。
3)「〔資料紹介〕黒正巌の河上肇「経済学史」講述ノート」『経済史研究』29号、303(1)–286(23)頁、2026年1月。
また、2025年度中に準備し2026年4月に出版された下記邦訳にも携わった。
4)マーセル・バウマンズ、ジョン・B・デイヴィス(久保真・中澤信彦監訳)『経済学方法論:経済学を科学のひとつとして理解する』晃洋書房、2026年4月(第6章担当)。
 
(2026年5月)