欲しい情報をリアルタイム表示できる地図
地図には世界地図、道路地図、天気予報地図、町歩きマップ、ハザードマップなど様々なものがあり、私たちは欲しい情報ごとに地図を使い分けています。これらの地図がすべて統合されひとつの地図として、目的に応じ必要なものを取り出して使えれば様々な利用方法が考えられ便利です。しかし、これらの情報は別々の規格で作成されています。地図に必要な情報を統合する作業は今のところ人の手で行なっているため、手間暇がかかるだけでなく、人々の目に触れる頃には情報が古くなっています。地図情報を利用した仕組みとして、Google MAPやポケモンGOなどはおなじみですが、それらが利用する地図情報も、すべて過去に蓄積したものです。私は画像処理やGPS情報、AIなどの技術を用いて、様々な規格で作成された情報を自動で統合する方法を探求しています。また、地図情報の自動統合によるリアルタイム表示が可能になれば、自動運転やVR(仮想現実)、AR(拡張現実)の利用拡大にもつながるので、その多様な活用方法についても研究しています。