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【実施報告】UR都市機構との連携事業:住民主体の体操クラブづくりをサポート

2022年02月02日(水)

新豊里団地で住民主体の体操クラブづくりに取り組む

大阪経済大学人間科学部は、独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)と地域コミュニティの形成・強化及び活動の活性化に資することを目的に、2019年6月に「大阪経済大学と独立行政法人都市再生機構との地域連携・協力に関する協定」を締結。この協定に基づいてUR新豊里団地で「元気づくり体操講座」に取り組んできました。
 
コロナ禍で体操講座は取りやめとなり、外出制限も続く中、2021年3月に、UR団地に住む住民のフレイル(身体的機能や認知機能の低下)防止についてUR 都市機構から相談を受け、人間科学部の高井逸史教授と人間科学研究科人間共生専攻で健康をテーマに研究する学生3名が、住民主体の体操クラブを作るために動き始めました。
 
まずは、集まって体操することの大切さや、楽しさを感じてもらおうと「健康実践講座」を企画。緊急事態宣言の影響もあって、予定より3か月遅い10月から取り組みを開始しました。講座は1回90分で全5回、各回を前半と後半に分け、高井教授による健康実践講座、学生による住民の交流を深める講座を行いました。毎回15名以上の住民が参加して熱心に体操をしたり、スマホ講座では住民同士のつながりを深めるなど、住民による体操クラブ発足に向けて参加者間で合意が形成されていきました。

【 健康実践講座の内容 】
  実施日時 健康実践講座(前半) 学生による講座(後半)
第1回  10月  1日(金)  正しいストレッチ方法   LINE講座
第2回  10月 15日(金)  肩と頸の運動方法   スマホ講座
第3回  10月 29日(金)  健康的な姿勢について   スマホ講座
第4回  11月 12日(金)  腰痛予防について   ボッチャ体験
第5回  11月 29日(金)  膝痛予防について   アンケート調査
この取り組みをきっかけに大阪市の百歳体操事業の拠点に認可され、12月には東淀川区保健福祉課やこぶしネットによる協力を得て百歳体操が行われると、2022年1月7日、正式に住民主体の体操クラブが発足しました。今後は、大阪経済大学人間科学部や研究科の学生が、住民の自立した活動をサポートする形で、取り組みを継続していきます。