新豊里団地で住民主体の体操クラブづくりに取り組む
大阪経済大学人間科学部は、独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)と地域コミュニティの形成・強化及び活動の活性化に資することを目的に、2019年6月に「大阪経済大学と独立行政法人都市再生機構との地域連携・協力に関する協定」を締結。この協定に基づいて
UR新豊里団地で「元気づくり体操講座」に取り組んできました。
コロナ禍で体操講座は取りやめとなり、外出制限も続く中、2021年3月に、UR団地に住む住民のフレイル(身体的機能や認知機能の低下)防止についてUR 都市機構から相談を受け、人間科学部の高井逸史教授と人間科学研究科人間共生専攻で健康をテーマに研究する学生3名が、住民主体の体操クラブを作るために動き始めました。
まずは、集まって体操することの大切さや、楽しさを感じてもらおうと「健康実践講座」を企画。緊急事態宣言の影響もあって、予定より3か月遅い10月から取り組みを開始しました。講座は1回90分で全5回、各回を前半と後半に分け、高井教授による健康実践講座、学生による住民の交流を深める講座を行いました。毎回15名以上の住民が参加して熱心に体操をしたり、スマホ講座では住民同士のつながりを深めるなど、住民による体操クラブ発足に向けて参加者間で合意が形成されていきました。