2021/10/26①

2021/10/26①

「養成課程修了生さんを訪ねて」第4回山本大介さん前編(独立診断士編)

こんにちは。「養成課程修了生さんを訪ねて」シリーズ担当の、3期生岡本です。
 
今回は、1期生の山本大介さんにご登場いただきます。山本さんは、システム導入支援の仕事と並行して養成課程で学ばれ、総代で修了という素晴らしい成績を修められました。知的でありながらもユーモアのあるお話しぶりで、今回もたくさん話をお聞かせいただきました。前編、後編に分けてお届けします。
(Zoomにてインタビューを行いました)

Q1.養成課程で学んでよかったこと

A1.元々、自身の親が経営者だったこともあり、自分も将来独立して何かしたいと思っていました。そのため、いろいろな視点、業界の仕事を知りたいと思い、キャリアチェンジをしました。まずは、大学在学中に創業期のソフトウェアベンチャーに参画、その後大手企業の調達部門、在阪テレビ局で総務部門、学校法人の財務部門などを経験しました。その後、2016年に独立して、ソフトウェア導入支援の仕事を始めました。
 4年、5年と一人で仕事をしていると、考え方が硬直しがちになっており壁を感じていました。コンサルタントとしてどういう思考で課題を捉え、解決策を導くべきなのかという点で不安をもっていたわけです。
 養成課程では、キャリア、年齢が幅広い方々と一緒に勉強が出来る場であり、その不安は解消できました。演習や実習で同じ話を聞いても、自分が良いと思う考え方とは、全く違うロジックが他のメンバーから出てきます。バラエティに富んだ意見を聞くことが出来て、非常に刺激を受けました。
 自分の意見も掘り下げてもらえるので、多面的な見方を身に付けられたことが養成課程の一番大きなメリットだと思います。
 演習は時間が限定的ですが、その分野に関しての知識を体系的に学ぶことができます。さらにグループワークを通して自分で思考を構築できるのが良い点ですね。一方で、実習は一つの会社を深く見ていくので、演習とは目的が異なっており、それぞれの良さがあります。なので、実習が多ければ多いほど良いというわけではなく、実習5回は丁度良いバランスであり、演習との相乗効果があると感じました。特に、実習前に関連科目の演習を行うことは非常に効果的ではないかと思います。

Q2.養成課程の思い出

A2.やっぱりみんなで行った、修了記念の「伊勢旅行」ですね。
 一人も欠けることなく、みんなで行けたことが良かった。土曜日に修了式を終えて、日曜日の朝から月曜日にかけて1泊2日で出かけました。楽しいことしかない、ご褒美のような時間をみんなで過ごしました。班割りをする実習や演習と違って、全員で共有できる思い出になりました。
 他には、実習で班長を経験したことです。難しいケースであった上、戦略パートを担当しましたので、全体への影響が大きいことにもプレッシャーを感じました。今まで一人で仕事をしてきた私にとって、チームで仕事をする経験を積めたことが非常に良い経験になっています。
 養成課程の実習は、期間も長く、実習先の企業、メンバー間での濃いやり取りができることもメリットだと感じました。