2023/10/19

2次試験は必要か?

2回目の登場となります。5期生の長谷川です。
 
早速ですが、今回の記事は、以下の方におすすめさせていただきます。
・中小企業診断士になるため、2次試験を突破するのか、登録養成課程に入学するのか迷っている方
・私の1回目の記事をご覧になり、引き続き記事を読んでみたい方
 
 
さて、リスキリング(学びなおし)という言葉が連日のように新聞にとりあげられ、それと比例する形で中小企業診断士の資格取得に関するニーズが日々高まっているように感じます。
ただ、2次試験の合格率は18.7%(2022年度)という、とても狭き門となっているこの資格。
私も、2022年に2次試験に初挑戦しましたが、結果はDAAA、つまり、事例Ⅰで足切りとなり、苦杯を嘗めました。
 
2023年も10月29日に2次試験が予定され、この記事をご覧になっている方の中には受験予定(もしくは受験された)方も多くいらっしゃることかと思います。(受験予定の方は健闘をお祈りしております!)
一方で、この記事を読まれているということは、少なくとも登録養成課程に興味を持たれている方と思いますが、とにかく情報が少ないですよね。私も入学検討の際とても困っていました。
 
ということで、今回は、大阪経済大学中小企業診断士登録養成課程について、実際に約9ヶ月間経験した私なりの観点で、おすすめできる点や、入学にあたり検討が必要な事項について書いてみたいと思います。

おすすめできる点

先生や同期生との人脈形成
→私は組織勤めが長く、これまで中小企業診断士の皆様とのつながりはほとんどありませんでしたが、この登録養成課程は、たくさんの経験豊富な先生や、とても優秀な同期の皆様と強固なネットワークを作ることができる場所です。特にすぐに中小企業診断士として独立を予定されている方は、登録養成課程を選択されることをおすすめします。
 私がある先生から直接聞いた話では、現在、とても活躍されている先生であっても、2次試験+実務補修後、独立された際、ネットワークもノウハウも乏しく、仕事が軌道に乗るまでとても苦労されたようで、当時も登録養成課程があったら入学を希望していた!とのことでした。
・実務に直結する学びを得られる点
→例えば2次試験の事例Ⅲで、例えば生産計画・生産統制・5Sなどを答案の中で提案されることが多いかと思いますが、実務では、それを提案するだけでは不十分で、多くの中小企業は人・物・金・情報といったリソースが限られている中、やるべきことがたくさんある状況で、なぜそこにリソースをかけてやるべきなのか、どうすれば導入できるのか具体的に説明し、社長に納得していただく必要があります。
 その提案のために必要なことは、2次試験の勉強だけで学ぶことは難しいと思いますが、登録養成課程では、先生の豊富な実務経験を踏まえて教えていただけますので、その点、大きな強みであると感じています。
 

検討が必要な点

・入学料、授業料の負担(200万円)
→金銭的な負担は大きいと言わざるを得ないですが、専門実戦教育訓練適合で最大56万円、国からの支援があります。(私は公務員のため対象外でした。トホホ。。。)
 
・講義や演習は原則対面、オンライン出席は原則不可
→講義や演習は原則北浜キャンパスで実施されますので、家から北浜キャンパスが遠いとかなりハードです。私は滋賀県から通っており、片道ドアツードアで約1.5時間かかります。特に平日に講義がある際の帰宅時間は23時を超えるため、家族に 迷惑がかからないよう走って帰っております。
 
・学生ではなく、科目履修生としての扱い
→通学に使う学生用定期が買えないため、家から遠い方は移動費用の負担が大きくなります。

色々と書きましたが、私個人的には、大阪経済大学中小企業診断士登録養成課程に入学し、自分自身の成長に繋がる学びを得られていると実感していますし、2回の実習の中で、
自身の技術・ノウハウが一定、中小企業のお役にたてるという自信も持つことができました。
何よりも優秀な同期の皆様との強固な絆は、かけがえのない一生ものの宝であると考えており、入学して本当によかったと思っています。
 
この記事をご覧になられた皆様におかれましては、是非とも入学に向けて前向きにご検討いただき、同窓生としてお会いできることを楽しみにしております!
 
5期生 長谷川祐介