学生の研究発表後、若吉教授は学生の研究への協力について、能勢町教育委員会やささゆり学園、みどり丘幼稚園、のせ保育所の皆さんに謝辞を述べ、「今日の学生たちの発表は、私自身の研究テーマに直結する内容でもあり、全国の水泳の授業にも反映できる成果が得られたのではないかと思っています。幼小連携という課題を研究テーマにすると、世の中の役に立つ成果が出てくるのではないかと考えているので、次年度も継続して実施できるようご協力をお願いします」と話しました。
フリーディスカッションでは学生と能勢町関係者が3グループに分かれ、それぞれが感じる課題を中心に意見交換を行いました。「指導要領には伏し浮きと背浮きの回転運動がないため、学校全体でどのように水泳指導方法についての情報共有していくのか」といった意見や「泳ぐ前段階として保育所などで水を楽しいものだと思えるような指導ができるといいのでは」といった提案のほか、「夏の酷暑の中で、どのように運動の要素を取り入れていくのか」といった簡単には解決できない課題についても活発に意見を出し合っていました。