【2023年度】下山ゼミ「関西広域連合協議会大学生等との意見交換会」優秀賞受賞

狩猟×食文化がもたらすインバウンド観光「ジビエトレイル」を提案

下山ゼミ2年生(辻本 ゆい、岸脇 凜、倉田 祥梧、田ノ上 創大、宮崎 岳人)が、2023年11月25日(土)に京都リサーチパーク サイエンスホールで開催された「関西広域連合協議会大学生等との意見交換会」で優秀賞を受賞しました。この意見交換会は、若者世代の意見を関西広域連合の施策に活かすことを目的に、大学生等から提案を募集し、自治体職員等と意見交換を行うものです。
 
今年度は、「大阪・関西万博の開催を契機とした「担う関西」・「動く関西」・「つながる関西」の創造」のテーマに対して、8大学19チームから政策提案レポートが提出され、このうち書類選考を通過した6大学8チームがプレゼンテーションを行いました。審査の結果、上位4チームに最優秀賞、優秀賞、特別賞がそれぞれ贈られました。
 

下山ゼミは、「狩猟×食文化がもたらすインバウンド観光「ジビエトレイル」~「ギルド」による安定供給体制の構築~」と題して、「狩猟ギルド」創設という、有害鳥獣の捕獲依頼から流通までを統括する革新的なシステムによってジビエの安定供給体制を構築するとともに、観光政策「ジビエトレイル」で地域の魅力醸成、猟師・飲食店の新規参入の促進、農業被害の減少につなげることを提案しました。
 
ジビエを広げるための大きな課題である供給制約に正面から向き合い、行政機関へのヒアリングを精緻に行ってエビデンスを高めたうえで「狩猟ギルド」の創設を提案した点が高く評価され、優秀賞受賞となりました。
指導にあたった下山教授は、「今回はとても難しいテーマだったので、ジビエや狩猟そのものを知るための努力が必要でした。学生たちはそのような中で、積極的に楽しく前向きに活動してくれたので、受賞をうれしく思います」と話し、学生たちの頑張りを称えました。

学生の声

辻本 ゆいさん
準備段階で私たちが重視したのは、実現可能性の高さです。公的機関へのヒアリング調査やデータ収集、旅行企画のモニターツアーを行い、さらには狩猟免許まで取得しました。今回の経験で得たものは沢山ありますが、特に学んだのは、自らの足を使う大切さとその楽しさです。
 
倉田 祥梧さん
今回、審査員の方々や参加された皆様のご意見から、私たちだけでは気付けなかった、ジビエのさらなる可能性を知ることができました。この新たな発見をもとに、これからも研究を続けていきたいと思います。